バレエシューズ。
毎朝、通勤時にすれ違うファミリーがいる。
40代前半と思われる夫婦はまだ1才になるかならないかの赤ちゃんを連れて、2人で会話しながら駅に向かって歩いていく。
ちょうどその日は雨の日で、夫婦はお揃いのHunterのレインブーツを履いていた。
翌朝、前日の雨が嘘のように太陽がまぶしかった。ふと足元を見ると、その夫婦はお揃いのバレエシューズを履いていた。
夫であろう男性は背も高く180㎝近い感じか。
黒の本革のバレエシューズ。
まず、その大柄の男性が履けるサイズがあったのに驚いたが、フランス製だとありそうだ。
服装はスマートカジュアル的な感じだけれど、夫婦の働く業界は保守的ではないんだろうな、と思わせる雰囲気が漂っていた。
家族の在り方も多様化されて、ようやく日本社会にも馴染んできたのかなぁと思った梅雨の晴れ間の朝。
靴好きの私が気になったのは、お揃いのバレエシューズはRepettoなのか、それとも最近人気のKurun Tokyoなのかというところ。
そして自分はというと、天気予報を間違えて 晴れの日もUGGのレインブーツ。
中に履いていた靴下は、ソウルの露店で買ったド派手なレインボーカラー。
見えないところはたまに外して派手にいっちゃう関西人。
偶然にもその日は Pride Parade の日だった。
晴れの日にレインブーツを履くタイミングは間違ってるけど、靴下のタイミングは間違ってなかった。
温かいお気持ち、ありがとうございます。 そんな優しい貴方の1日はきっと素敵なものになるでしょう。