【ケネディの怨讐】
アイゼンハワー政権時代・・・
〈アメリカ国務省〉〈ペンタゴン〉〈CIA〉は、キューバに軍事攻撃を仕掛けて「カストロ政権」を倒し、キューバを乗っ取るプランを練っていた。キューバをアメリカの属国にするためである。
それに対して中止命令を出したのが、若き新大統領〈J・F・ケネディ〉だった。
これに〈CIA〉が猛反発するのだが・・・
「一体、誰が大統領だと思ってるんだ❗️私が大統領なんだ❗️私がキューバと戦争したくないんだと決めたんだ❗️」
そう言って、〈J・F・ケネディ〉は〈CIA〉のトップ3人をクビにしてしまうのである。
・・・・・・・
そして〈ダラスの悲劇〉が起きる。
兄が暗殺されたニュースの第一報を聞いた実弟の〈ロバート・F・ケネディ〉は即座に叫んだという。
〈This is CIA❗️〉
暗殺のあったその日の夜、司法長官だった〈ロバート・F・ケネディ〉は、新しい〈CIA長官〉を自宅に呼びつけて問い詰めた。
「お前たちがやったんだろう❗️」
そして更に、司法長官の部下組織である〈FBI〉に対して命令を下す・・
「オズワルドの単独犯行である筈がない❗️調査しろ❗️」
ところが〈FBI〉は上司の命令を無視して、一切動こうとはしなかったのである。そして彼も暗殺されてしまうのだ。
〈J・F・ケネディ〉が暗殺された理由としては、他にも〈FRB中央銀行〉から紙幣発行権を取り戻そうとしたことや、マフィアを裏切ったことなど、複数の理由が上げられているが、この〈キューバ問題〉も、充分に説得力のある理由の1つだと推察できる。
ところで、来年2024年にはアメリカの大統領選挙が迫っている。共和党では〈トランプ〉、民主党では〈伯父や父親の怨讐を背負って政治活動をしている〈ロバート・F・ケネディ〉の長男、〈ロバート・F・ケネディ・Jr.〉が、其々の党の有力候補として名乗り出ている。
そして、政策が真逆の〈共和党〉と〈民主党〉の筈なのに、〈トランプ〉と〈ロバート・F・ケネディ・Jr.〉の共通の敵が、〈国務省〉〈ペンタゴン〉〈CIA〉なのである。
(YouTube:TOKYO MX【東京ホンマもん教室・表現者クライテリオン】藤井 聡・伊藤 貫対談完全版より、伊藤 貫氏の発言を引用)