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【キャベツ】

〈焼そば〉や〈炒飯〉や〈ラーメン〉を作ることがある。

ところで、〈焼そば〉や〈ラーメン〉には〈キャベツ〉を入れることが多いのだが、僕にはひとつの拘りがあるのだ。

〈キャベツ〉は、まず、蜜柑の小袋のような形に切って、それを3個から4個の小口切りにする。

切り口を見ると何層にも重なっているので、それらをほぐしてやらなければならない。家内がやるのを見ていると、性格通りに、適当に解してはサッサと金ザルに放り込むのだが、僕にはそれが許せないのだ。

神経質な僕は、いちいち1枚づつ剥がすのである。そして更には、茎みたいな〈キャベツの葉脈〉を見逃さない。

〈キャベツの太い葉脈〉・・あれは生臭くて固くて宜しくない。だから、見つけ次第に、即、撤去廃棄する。

但し、これは家内がいない時に出来ることであって、捨てているところを家内に見られようものなら、絶対こう言われるに決まっているからだ。

「父さん❗️勿体ないよ❗️」

従って、バレないようにしなければならないのだが、上手うまく家内の目を盗んで下処理をすることが出来た〈キャベツ〉は、食べ易くてとっても美味しいのである。


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