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【電動格納式ドアミラー】

昔のクルマは〈フェンダーミラー〉といって、ボンネットの前のほうにミラーが着いていた。

〈フェンダーミラー〉は、車幅を掴み易かったし、左右へのはみ出し幅も小さかったので、実用的には優れたミラーであったと思う。

ところが格好を優先したからか、もう随分まえから〈ドアミラー〉が主流になってしまった。

〈ドアミラー〉は確かにカッコいい。格好はいいのだが、左右へのはみ出し幅が大きいし、後方確認の際の視線の動きも大きいのでデメリットのほうが多いように思うのだ。

だからと言って、今更〈フェンダーミラー〉のクルマに乗れと言われても御免なのだが・・・

第一〈フェンダーミラー〉のクルマなんてもう売っていないし・・・それでも〈フェンダーミラー〉のクルマに乗りたい人は、オプション設定している数少ない車種に〈フェンダーミラー〉を装着して乗るしかないだろう。

そんな訳で、もう何年も〈ドアミラー〉のクルマに乗っているのだが、やっぱりカッコだけで、実用性の面では不便なことのほうが多いんじゃないかと思うのである。

いつも思うことなのだが、〈ドアミラー〉の何が不便かといって、狭い道で対向車と離合する時の煩わしさと言ったらないのである。

お互いのクルマが、〈ドアミラー〉を〈耳〉のように張り出して接近していくのだが、この〈耳〉と〈耳〉が当たりそうになるから厄介なのだ。

オプション車種は別としても、最近のクルマは大抵のクルマに〈電動格納式ドアミラー〉が装着されている。軽自動車だってそうだ。

だから狭い道の離合では、僕は〈ドアミラー〉を畳んで離合するようにしているのだ。

けれども問題は対向車なのである。すれ違うクルマの10台中10台がそのまま通り過ぎるのだ。

〈コラ~~ッ❗️こっちは気を使ってミラー畳んでんだぞ❗️そっちも畳まんかい❗️〉

などと憤慨しながら離合する僕なのである。


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