【新紙幣】
ある会合で会費や雑費の徴収があった。
会計処理は全くのアナログ方式なので、支払いは現金のみで行われる。
今回は、会費とは別に機関誌代金¥770の徴収があったので、僕は再び会計担当者の前に行って、新紙幣の¥1.000札を1枚差し出したのだった。
担当者は礼を言いながらその¥1.000札を受け取って、お釣りの¥230を渡そうとした時、隣に座っていた会員が声を上げたのだ。
「あっ❗️それ¥10.000札ですよ❗️」
見れば差し出した新紙幣には〈渋沢栄一〉の肖像画と〈0〉が4つ付いた10000という数字が印刷されているのだ。出す方も受ける方も気が付かなかったという訳である。
思えば今回の新紙幣は〈こども銀行券〉みたいだし、津田梅子は別にして、眼鏡の違いはあったとしても〈渋沢栄一〉も〈北里柴三郎〉も2人とも丸顔のオッサンなので、なんだか区別がつき難いのである。
新紙幣の顔はグローバリストの息の掛かった人物を選んで決められるという噂もあるらしいが、それに付けても紛らわしいじゃないか。もっと識別し易い人を選ばんかい❗️
見慣れぬ新紙幣のお陰で¥9.000も損をするところだったんだぞ❗️
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