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【英霊顕彰館】

孫娘のお宮参りのために仙台護國神社にやって来た。

〈英霊顕彰館〉の戦没者資料を見たりしながら、時間がくるまで控室で待っていた。

すると姿が見えなかった家内が控室に返ってきて僕に言うのだった。見れば目に少し涙を浮かべている。

「父さん凄いね・・特攻隊の人・・日本を護る為にね・・」

「特攻隊員の遺書を読んだんか?」

「うん・・・」

息子の歳より若い青年達が特攻していったんだね、と、また目を潤ませながら話す家内なのであった。


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