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【庭木の伐採】

親父が建てた築40数年の家をボツボツとリフォームしている。

こないだ風呂のリフォームが終ったので、今度は屋根や樋をリフォームしようと、今、業者に見積りを取って貰っている。

建物自体もそうなのだが、玄関前の大きな木やツツジや五葉松や岩松などが気になっていた僕は、それらをなんとか出来ないものかと兼ねてから思っていた。

邪魔だからどうにかして撤去したいということなのだ。

僕は植木等には全く無関心な人間なのである。

名前も知らないその大きな木は、電線に引っ掛かりそうにはなっているし、秋になると小さな赤い実がいっぱいって、それを食べた野鳥が、辺り構わずに赤い糞を撒き散らすので閉口していたのだ。第一近所迷惑でもある。

そう思っていたところ、知人が、木の伐採と撤去を格安で請け負ってくれる業者を紹介してくれたので、渡りに船とばかりに、屋根のリフォームの前に庭の伐採をすることになったのだ。

今日は早速その業者さんがやってきて作業を始めている。庭を更地にしたらコンクリート舗装もして貰うことなった。これでクルマの出し入れも楽になる。

庭いじりが大好きな家内はなんだか少し不満そうである。

「父さん、伐採する前に写真撮っとく❗️」

そう言って庭に出て行った。

・・・・・・・

暫く経って外に出てみると、庭は切り株1個になっていた。


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