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深夜特急を読んで欧州を目指した二十歳の頃-#2 ロンドンDAY1-

前編はこちら
沢木耕太郎の深夜特急を読んで欧州周遊に行った大学時代の周遊記。
以下の写真は2001年、当時のデジカメで撮影したものです

>前編より:荷物をおいて大英博物館へとでかけていったのだった

大英博物館は寄付金で運営されており、入場料が無料。大英帝国が世界から集めた品々が展示されている。

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どこを見たのかわからなくなるくらいに広いその空間を、イギリス到着初日にクタクタになるくらい歩き回って見て回った。

ロンドンといえば「霧のロンドン」と言われるくらいには曇っているのだが、到着初日もご多分に漏れずこの様子↓である。

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足が棒になった状態でドミトリーまで戻ろうと歩いていると雨が降ってくる。まだ夕方だったが、道で見つけたパブに入店。(暗い場所で写真撮れ慣れてなくてブレブレでした)

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当時の日記を見てみると、パブの一杯目はストロングボウを飲んだようだ。

「Strong bowはあまかった。」と記してあった。ゴールドアップルならそりゃそうだろう。当時21歳の僕は、バーテンダーとしてのバイトをしてはいたが、さほどビールが好きではなかったと思う。そんな僕のビール好きが始まったのがこの欧州周遊だった。続いて、今や日本でも有名になったヒューガルデンを飲んだ。これがすこぶる美味しくて、実はこの後も色んな所でのんでいたとおもう。「Hoegaarden」と書かれた看板は色々な場所で目にしたし、2001年当時の日本ではちょうど入ってきたタイミングで流行り始める前の頃だったと思う。期せずして美味しさを先取りしていた。パブのポテトは味がしなかった。(翌日気付くが、ビネガーかけなかったから)

パブで軽く飲んだあとに、最初の晩飯だ!と街へ繰り出すもののラストオーダー21時で食事にありつけず。初日の晩飯からピザハットにいった…何をやってるんだオレたちは!!!

さて、前編を読んだ皆さんは気になっているでしょう、女性物の下着の持ち主のことが。

夜遅くに帰ると...なんとこの日は帰ってこなかったんですよね。嘘だろそんなことあるのか…と思いながら寝ました。

翌日の夜に帰ってみると、別途に横たわって本を読んでいる白人のおばちゃんがいました。40代位だと思う。聞けば旦那と子供を残して一人旅を満喫している最中だとか。旅慣れていて、初めてヨーロッパに来たんだけどっていう話をするととあるアイテムをくれた。

シリコンで出来た、洗面台用のキャップだ。お風呂の栓みたいなものだと思ってくれて良い。バックパッカーで動き回るなら必須だよといってくれたこのアイテム。安宿の洗面台にはキャップが無いことが多い。栓を持っていればそこに水を貯めて選択することが出来るという画期的なアイテム。これを初日にゲットし、その後旅が終わる日まで使い続けることになりました。ありがたい出会いでした。

この後にも色々な人に出会うことになるのだが、2日目からこんな生き方もあるのかと新しい価値観に触れられてテンションがあがったのは覚えてる。

初日のお会計

1£(ポンド)=¥171
地下鉄:£3.5
ホテル:£15
パブ:£6.5
ホットドッグ:£2
ハガキ:P40(ペンス)
パブ2:£6.35
ピザ:£10
total:£38.25=¥6502.5

前後のお話


noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。