見出し画像

#ChatGPT on #Slack で無限にアイデアをブラッシュアップする方法を見つけた

さっきこんなのを書いたのですが、もっと良いやり方はないかなと思案していたところ、一つの解を見つけたので紹介。

先程はマギシステムということで三すくみ構造を作って議論させるということをさせた訳ですが、そこまでしなくても良いなと思うに至りました。
こちらの話はGPT3.5 APIの話です。4になるともっとうまくやれるはずです。ちょっと次元が違うので。とはいえ使えるのは3.5なので、それについての現状の解について紹介。

ChatGPTの限界はなにか

実はChatGPTの中にプロンプトで複数の人格を作り議論させるという方法はあります。こんな形で。

人格同士で議論する

できなくは無いのですが、一つ制限があります。それはインプット+アウトプットの文字数に最大値が決まってるということです。そのためにあんまり出力を稼げないという状態になるはずです。

ChatGPT同士で議論させればよいのでは?

これはWeb版のChatGPTでは実現できないのですが、ChatGPTのAPIを使うことで実現することができます。
先程紹介したnoteに書いたとおり、キャラクター設定をすることができますので以下のように設定します。
2つ使えば良いので2つのアプリを設定しましょう。

キャラ設定

内容は全く同じで構いませんがもし性格的に真反対のキャラクターにするとか、男女で分けるとか、若者と年寄りとか、振り幅が広い形にするというのもありだと思います。一応プロンプトをおいておきます。

あなたは入力された情報を必ずブラッシュアップしてくれるコーチです。
インプット情報はいくつかのパターンとして提供されます。
その中から、一番良いと思うものを選んで、それをブラッシュアップするようにしてください。
アウトプットするときには、どのパターンを選んだのかを宣言してください。
ブラッシュアップする際には、新しい論点を付け加え、ブラッシュアップ後のテキストには改善した理由を添えてください。
アウトプットは2種類程度するようにしてください。

ブラッシュアップ用プロンプト

早速議論していきましょう。

とりあえずたたき台が出てきました

さらにそれにレスポンスを返していきます。

何が足りないのかを指摘しています

アプリからのレスがあると、続けるボタンを押すまではアプリからレスをつけない仕様になっています。なぜかというと、無限にテキストが生成されると人間が興味を失うということが使っていてわかったからなんですよね。
ということで、更に続けさせましょう。

ということで続けてみたのですがあっという間にまとめられてしまいました。もちろん、人間が途中で介入することで議論を広げることも可能です。

ChatGPT活用のコツは「発散」と「集約」の無限ループを作り出すこと

人間がやってるとアイデアってどんどん煮詰まっていってしまうのですが、ChatGPTを使うことで収斂してしまうアイデアを拡散させることができます。介入するときにもっと外の論点を付け加えさせるようなやり方もありでしょう。
最初のキャラクター設定の部分にもっと強く、改善案を出せと書くのもありかもしれません。改善の余地は大いにありそうです。

まとめ

マギシステムは完全自立型で結論まで導き出しますが、今の人間はそこまでは求めていないでしょう。まずは2者で議論させてアイデアの発散と集約をループさせ、その中から良さそうなものを掠め取っていくというのが良いんじゃないかなと感じました。

使い方

アプリの詳細な使い方はこちらをご参照ください


noteにはこれまでの経験を綴っていこうかと思います。サポートによって思い出すモチベーションが上がるかもしれない。いや、上がるはずです。