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L-635 三美神レリーフ

石膏像サイズ: H.40×W.40×D.8cm(原作サイズ)
制作年代  : 紀元前3~2世紀
収蔵美術館 : ルーブル美術館
出土地・年 : 

三美神(The three graces)とは、ギリシャ神話上で美と優雅の女神とされるカリテス三姉妹のことを指します。カリテスは、ゼウスとオケアノスの娘であるエウリュノメから生まれた、“アグライア(輝き)”、“エウフロシュネ(喜び)”、“タリア(花の盛り)”の三人姉妹です。それぞれが「愛欲」「純潔」「美」を象徴するとの解釈もあり、相反する要素である「愛欲」と「純潔」の間に「美」が存在することで、調和が生み出されています。神話上で重要な役割を持つ存在ではありませんが、アフロディテの侍女役をつとめ、宴席でアポロンやミューズたちの奏でる音楽に合わせて踊り、興を添えるとされています。

ルーブル美術館収蔵 「三美神レリーフ」 石膏像の原作


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