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『バンクシーって誰?展』に行ってきましたvol.1

先日、ビッグパレットふくしまにて開催されている『バンクシーって誰?展』へ行ってまいりました。

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さてイベントの名前通り「バンクシーって誰?」って思う方もいるとは思いますので、物凄く簡単にご紹介をしますと……、


ストリートアーティストです。


よく公共の壁だったり、人様の建物に描いてある落書きを目にするかと思いますが、それです。
グラフィティアートなどとも呼ばれますが、その落書きを描いているのがバンクシーです。

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「え?それって犯罪じゃないの」って思う方がいると思いますが、もちろん犯罪です。
曲解してしまえば犯罪の展示、犯罪者をテーマにした展示になりかねません。
現に「犯罪者の展示に行って何が面白いの」的な否定的なコメントも目にしています。
しかし……、


何故、犯罪者をテーマにした展示が開かれるのでしょう。

何故、数あるストリートアートの中からバンクシーは有名になったのでしょう。

何故、犯罪者の絵が1675万8000ポンド(当時レート約25億円)で売れるのでしょう。


「だって犯罪者じゃん」と簡単に片付けることはできない何かがあると個人的には感じています。
最後の異様な価格高騰に関してはバンクシー本人も良しとは思っておらず、後々バンクシーが「こんなガラクタを買う気がしれない」という文字が入った『Morons』という風刺作品を発表したりしています。

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そう、バンクシーの魅力というのは、単なる壁の落書きというわけではなく、ストリートアートとして込められた風刺やメッセージ性ではないでしょうか。
時には犯罪である壁の落書きが世界を良い方向へ動かしたりと、そんな強いメッセージを落書きで表現できるストリートアーティスト、それがバンクシーだと思っています。

「落書きが世界を良い方向へ……?」と思うかもしれませんが、実際にあった事例として『Giant Kitten』があります。

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こちらは軍事攻撃で廃墟化したガザの壁画に書かれた作品です。
「インターネットでは悲惨な現実より、子猫の写真ばかり見られている」というメッセージが込められており、この一見場違いとも見える可愛い猫の落書きのおかげで世界的に注目され、国際的支援団体が次々と支援を名乗り出たそうです。

これだけの信念と行動力を持ってメッセージを発信し続けるストリートアーティストを、『ただの犯罪者』と片付けるのは少々違うのではないかと個人的には感じてしまいます。

今回の展示はテレビ局の美術チームがリアルサイズに再現した展示となりますが、本当に現地で見ているかのようにリアルに世界観を再現されており、ネットなどで画像を見るよりもメッセージ性を感じられる展示となっています。

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既にお気づきかとは思いますが撮影OKの展示でして、世界各国の現地へ行ってバンクシー作品を巡る観光をしているかのような体験となりました。



長くなりそうなのでvol.1はここまで。
vol.1はバンクシーに関しての内容がメインとなりましたが、vol.2では実際に撮影した写真を中心に『バンクシーって誰?展』をご紹介していきたいと思います。
今日はこの辺で。


ギアでした。゜ω゜)ノ

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