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留学のマインドセット

こんにちは, GCS市川です.

修士論文の審査も終わり,ついにアカデミアに別れを告げる時が来てしましました.GCSとして活動できなくなってしまうのも非常に悲しいですね.というくらいGCSとして勤務したこの半年間は充実していました.

最後に何を言い残して去ろうか非常に迷いました...
留学の思い出にしようか,GCSを担当している坂本先生との出会いにしようか,GCSの仕事についての話にしようか....

普段あまり聞くことのできない話,2回交換留学に行った自分だからできる話(その理由に興味ある方はこちらより→https://note.com/gcs_tohoku/n/n1d8dd1badcac),おもしろくないかもしれないがたぶん留学には大事な話,で考えた時に「留学時のマインドセット」についてお話ししようと思いました.

その中でも特に今回は”不安”や”つらさ”に焦点を当てたいと思います.
留学に興味がある人,留学にこれから行く人の頭の中を見てみるとどこかに必ず”不安”があるのではないでしょうか?

英語での授業で単位を取れるのだろうか?
友達できなかったらどうしよう?
英語通じるのかな?
現地で怪我したらどうしよう?
現地には誰も頼る人はいない.

これらの不安に悩まされて興味があるけどなかなか留学に行くという決断ができない人もいるとは思います.実際にカウンセリングをしていても,単位取れるか不安ですという人は結構いらっしゃいます.

ではここで一個聞かせてください!
上で挙げたようなトラブルや苦労が全くないのが留学なのでしょうか?
逆に皆さんは,留学を通してトラブル等なく全てが良い方向に進んでいた人を誰か知っていますでしょうか?

どうしても”留学”という言葉を聞くと,
英語で苦労なく単位を取る姿
英語で友達を作って週末はどこかに遊びに行く姿
ネイティブの会話にも普通についていける姿
が皆さんの頭の中には思い浮かぶのではないでしょうか.

でも実際そんなことはないんですよ,と僕は思います.

留学報告会や留学体験記では
授業で発表しました!
現地の友達と旅行に行きました!
ホームパーティーしました!
という写真などを見る機会が多いと思いますが,あれはあくまで留学の一場面だと思います.あの写真の裏にはたくさんの苦労や辛い経験があり,それらはなかなか表には出てきません.留学経験者は何かしらの形で苦労や辛い経験を乗り越えたからこそ,最後にパーティー,授業での活躍,現地の人と旅行などのハッピーな経験に結びついてるのだと思います.

僕は,苦労や辛い経験がないことよりも,それに遭遇するのは当たり前でそれをどう乗り越えるかの方が大事ですし,価値があると思います.住み慣れた日本を離れて海外で生活する,トラブルがあるのは当たり前です.

僕が2022年の夏頃に国際学会に行った際,詐欺に遭遇してお金を取られたことに加えてクレジットカードを一枚止める羽目になりました.その後コロナにもかかり日本に帰国できなくなりました.もうわけがわかりませんでした 笑

でもその時に日本のカード会社に電話するためにコレクトコールというものを見つけて利用しました.症状がそれなりに出ていたので病院を見つけて受診しました.その時の保険会社に問い合わせたらその保険と連携している病院を教えてくれました.(何もしてくれませんでしたが)詐欺被害ということで警察に行ったり大使館にも電話しました.東北大学のある先生が現地に住んでいる昔の友人をつなげてくれて,安いスーパーや薬局などを教えてくれました.

この経験があったから,僕はなんかトラブルあっても多分対応できるだろうと自信がつきました.海外でトラブルや困難を乗り越えれる人は,過去にトラブルや困難を経験したことがある人だと思います.そういう経験があることは別に格好悪いことではないです.

留学のマインドセット...そこで大事なのは,トラブルは何かしら起こるだろうし,うまくいかないこともあるだろうな〜と思うこと,そしてなんか起こったらあ〜あやってしまった自分はだめだと思うのではなく,どうやって対応しようかそこにすぐに切り替えていくことだと僕は個人的に考えます.ぜひトラブルに遭うために失敗するために一歩踏み出してみてください.そしてそういう場面に遭遇したらぜひGCSを活用してみてください.写真にあるように素敵なメンバーばかりです(これがなんのポーズをしてるのか分かった人はボーナスポイント差し上げます 笑).GCSが皆さんを全力でサポートします!

今後のGCSのさらなる発展に期待して,Noteを締めさせていただきます.
ありがとうございました.


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