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【読了】YOUR TIME ユア・タイム【読書感想文】


お久しぶりです、くたりです。
年始にNotionに関する記事を書いて以来、書くぞ書くぞと思ってあれこれしているうちに2ヶ月も経ってしまい・・・折角だし読んだ本の感想でも書いてアウトプットのリハビリすることにしました。以下感想文。

YOUR TIME

Kinde版

単行本

万人に効く時間管理術は存在しない

カレンダーにタスクを埋めていく、TODOリストを活用する、GTD etc…世の中には時間術といわれている手法はたくさん存在する。しかし今まで仕事術や時間管理術の本を読んで実践してみたもののしっくりこなかった人や続かなかった人は少なくないはずだ。

BCGだかマッキンゼーだかのスーパーエリート超人の仕事術なんて、大抵は際限の無い体力・仕事への責任感・集中力のムラのなさがベースとなっていて、一般人にとっては再現性のないものだ。ましてやADHD気質の私ができる筈があろうか。

この本曰く万人に効く時間管理術なんてものは存在せず、各人に合った時間管理術を選択すべきだということらしい。

では自分に合った時間管理術は何なのかというと、ご親切に本書には診断テストのようなものがついており、その結果によって適切なものを選択しろとのこと。

時間感覚タイプの分類

本書では時間感覚タイプには「予期」「想起」の2つのカテゴリがあり、それぞれ4つずつの分類があるとしている。要は4*4=16のタイプがあるということだ。MBTIみたいで面白い。

全タイプを紹介するのはめんどくさいので割愛するが、どうやら自分の場合は予期はタスクの優先順位を決めて取り掛かるのが苦手な「浪費家」、想起は見積もりが甘く過去の失敗を活かすのが苦手な「楽天家」らしい。痛いところをついてくるが、そう感じるのは自覚がある故なのだろう。

浪費家と楽天家はそれぞれ予期、想起のカテゴリでいうと以下の分類になる。

予期:将来と今のイメージのつながりが感じられにくく、将来に発生しそうなイベントが多い。予期が薄く多い。
想起:取り出した記憶が実際のものと異なり、その解釈がポジティブ。←こいつだいぶ客観的に見るとやばそう

自分のタイプに合った時間管理

自分用メモとして、浪費家と楽天家に合った時間管理術を書き残してく。

予期について、まず浪費家は予期のトレーニングを簡単なものから行うのが効果的だそうだ。タスクを実行可能な単位に分解し羅列するアンパッキングをすることで、未来へのステップを明確化する練習をするのが良いらしい。また、長期タスクを日単位で考えるデイリーメトリクスという手法も有効だそうだ。慣れてきたらタイムボクシングやSSCエクササイズをやってみようということだが、これはまだ先でいいかな。

想起についてはタイムログをとってそれをタイムログアドバンスド分析というものを行うと良いらしい。togglでも使って一週間分くらいしっかりやってみようかと思っているが、こういうのは経験則的に本当に三日坊主で終わってしまうのでどうしようか考え中。なんかいいアイデアあったら教えてください。

色々方法は書かれているが、結局全部いっぺんにやろうとしてしまってはできないことは知っているので、一旦何かに絞ってやってみるのがいいのかなと思ったり。

脳のオーバーフロー

本書で個人的に一番刺さったのは実は上述の時間管理の話ではなく、時間効率を求めた結果不幸になってない?という話だった。
人間の脳が処理できる情報量なんてたかが知れてるのに、効率と生産性の呪いに囚われた現代人は情報をインプットし続けて脳がオーバーフロー状態にあるというような話。その以下のような結果となる

  • 動画を倍速視聴するが内容が頭に入らず「観た」という記憶しか残ってない

  • 隙間時間にSNSや動画視聴やゲーム等をしていつも何かに追われてる感がある

  • あらゆる情報が手に入るせいで「なんでもできそう」という感覚が強いが実際には何もできない

  • 「成長しないと」という気持ちが強くなる一方で何もできない理想と現実のギャップで疲労感と虚無感を感じる

こうした状態に陥らないためにも、自分が本当にやりがいと思えるものに絞って時間を使おうという内容。詳しくは読んでくれ。


そのうちNotionでやりがいと思えるものか点数をつけるテンプレートだったりなんだったりを作ろうかなと考え中。

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