箱という名の裏切りに閉じ込められて
人間の潜在思考において、新しい切り口だな~という感想とともに、この本への意見として初めに言いたいこと。それは、
「この本、余白多すぎるしバランス悪いし読みにくいんじゃ~!!!」
…ということで、「自分の小さな「箱」から脱出する方法」という本をわたしなりに分析していきます。
ん~、、、極論、答えは言わない方がいいのかな、というのがわたしの結論なのですが。なぜなら、この本は消化までにやや時間がかかり、その答えは自分自身で気付いてこその【答え】になると思うからです。ただ、それを言ってしまうともうこのブログは終わってしまうので、わたしなりの解釈をお伝えできればと思います。っふぅ~。これから読もうと思っている人も、ここで初めて知ったという人も、ぜひ最後のまとめまで楽しんでいってください。
テーマは自己欺瞞
箱じゃないんか?と思ったあなた。箱もそうなのですが、箱の根本は自己欺瞞から始まります。そもそもこの言葉を聞いたことがある人はどれくらいいるのでしょうか。わたしの場合は、この本を読んで初めてこの言葉と出会いました。
意味は「自分で自分の心を欺くこと。自分の良心に反する言行をすること」BY 広辞苑
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…たとえば。
「電車やバスで立っているおばあちゃんに席を譲ろうかと思ったが、わたしは譲るのを辞めた。」
これが自己欺瞞です。おばあちゃんに席を譲るという自分の良心に背いた行動をすること。そして一度自己欺瞞に陥ると、
「今日は疲れているし。立ち上がるのめんどくさいし。すぐ降りるし」「というかわたしが思っているより若いんじゃないか」「譲ったところで断られたら恥ずかしいし」
このように、自分の選択を正当化するための視点に切り替わっていきます。そしてこの歪んだものの見方が「箱に入る」という表現で示されこの本は進行していきます。そのものの在り方をありのままに受け止められないというか…物として見てる感じです、無意識のうちに。
箱の中にいるとどうなるのか
もしあなたが箱の中にいると、どうなってしまうのか。本を一読したわたしの解釈では、「他者を自分と同じ感情や背景をもつ尊重されるべき人間だと認識できない」ということなのかなと感じました。
文中での表現では「箱の中では何をしても無駄」との記載があります。
この記事を見てくださっている方の中にも、ビジネス書や自己啓発本を読んだことがある方がいると思います。「まず話を聞いてあげる」「怒りを数秒こらえてみる」などなど、より良い人間関係を築くために様々なテクニックが紹介されていると思います。でもこれ、むしろこれ以外もすべて、箱の中に入っている人間がいくら技術を使って頑張っても自分も相手も結局変われないんです。むしろ、頑張れば頑張るほどお互いを箱の中に押し込めてしまうんだとか。
つまり、わたしの解釈の結論としてまとめるとすれば、「新しい行動、工夫、変化をおこすなら、箱の外で。」
この本をおすすめしたいのは、いままでいろんな本を読んできたけどいまいち変われている気がしない人や、試しはしたけど周りが変わってくれない人におすすめです。箱の問題を解決するだけで今まで無駄だったことが意味ある影響力に変わっていきます。
「~しなきゃいけない」はない
ここでわたしの解釈は終わった気でいました。この衝撃を共有したくて、シェア会で共有するまでは。
一読後、わたしの頭に残ったのは、「全部を全部、良心に従わなきゃいけないのか。」「おばあちゃんがいるかどうかビクビクしないかな?」「ごみを見つけたら全部拾わないといけないのか。」
正直ちょっと苦しい。ですよね。行き過ぎると、それこそ現状を見ないようにしたり、あるがままをみれない箱に入ってしまいそうで怖くなったんです。この本には「やりたい、と思ったらすればいい」と書かれていますが、それ以上に私が腑に落ちた言葉は、1人の女性が発した「~しなきゃいけないっていうのはないと思っていて」というコトバ。
「席を譲らなきゃ悪人だ」とか「ごみを見て見ぬふりをするなんて、ビビってるだけなんじゃないか」とか。私自身すごく焦ってたし、自分の中の悪魔が囁いてきてたんですけど、この言葉を聞いて、ハッと我に返ったんですよね。自分にも、相手にも「~しなきゃなんてないのかも」と思えたら、どうですかね。キャパオーバーになりそうだったパツパツの心にキュッと隙間があいて、「ま、いいか~」と思えたり、「次はこうしようかな~」と考えられたり、心のざわつきを鎮められそうじゃないですか?
だからこれを読んでくださっている人には、自分の良心を大切にしながらも、自分を疑いすぎず、感情との対話に意識を向けてもらえたら…それこそ世界は変わるんじゃないですかね。変わるというか、変わって見えるというか。
すごく大それたことを言ってしまった気もしますが(笑)無理にポジティブ化しても反動ありそうだし、それこそ無理に箱から出ようとしても一緒についてくるだろうし。答えなんてもう出てるかもしれないし。
という感じで(笑) まとまりないですが、「箱」という切り口から色んな気づきをくれた本でした。箱と割り切ると客観視もしやすくなりそうですしね。
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それでは、みなさんの日々が今日も豊かでありますように。
megでした。
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