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【オンライン講義第8回】スポーツ×メディア

皆さま、こんにちは!
ガンバ大阪サッカービジネスアカデミー事務局です。
5月は3週連続のオンライン講義で、あっという間に進んで来ました。
それだけ毎日が充実しているという良い証拠ですね!
それでは、オンライン講義第8回の模様をレポートします♪

サニーサイドアップ社の加藤様が考えるPRとは

今回は「スポーツ×メディア」というテーマで、株式会社サニーサイドアップ 執行役員 加藤 亮輔様にご登壇いただきました。加藤様は、2008年に株式会社サニーサイドアップに入社し、メディア担当としてスポーツ領域を中心としたPRを担当しながら、サッカー選手やオリンピック選手のアスリートのマネジメントにも従事されています。また、スポーツ以外にもオウンドメディア広報やHR領域、企業ブランディングなどトータルの広報やコミュニケーション支援といった幅広い領域でご活躍されています。

講義では、まずはPRの概論や重要性などをご説明いただきました。PRの漠然としたイメージから、「社会的価値をつくる活動」であり、商品価値に社会的価値を掛け合わせて発信することで、”社会からニーズのある商品”として消費者が購買する理由となるという、ベースの考え方を理解することができました。

講義スライド(一部抜粋)

さらに、メディアの進化や近年のSNSの台頭など知る手段が多様化する中で、SNSの活用とマスメディアとオウンドメディアの使い分けを、構造的にお示しいただきました。メディアの特性を正しく理解し、情報発信のタイミングや順番も意識することで効果を最大化するといった、情報の適切な伝え方に関するヒントも得ることができました。

講義スライド(一部抜粋)

終盤には、具体的なガンバとの取り組みもご紹介いただき、身近なクラブ事例を絡めることで、これまでのPRやメディアに関するお話しの理解がより深まりました。

結びには、「PRは答えがないため、まずは実現性に囚われずに面白いと思う意見をたくさん出すことが重要。そこから内容を突き詰めていけば良い」と、今後の企画検討を進めていく上で、勇気づけられるメッセージをいただき、講義は幕を閉じました。

効果が目に見えづらいPRの確信に迫る!

質疑応答では、効果算定が難しいPRならではの質問が寄せられました。加藤様やサニーサイドアップ社では、どのようにPRの取り組みを評価されているのかが、皆さま気になられたようです。

受講生:「PRは取り組みの成功や失敗を評価するのが難しい領域だと思うが、評価するKPIとして何を用いているか」

加藤様:「PRは目に見える効果を測りづらく、KPIの設定が難しい。従来は露出量に応じたKPIを設定して、効果換算していた。最近では、WEBアンケートを用いて、どれくらいのユーザー数に、どのように伝わっているか、などの認知度調査を行い、KPIにすることもある。画一的な手法はないので、クライアントとの打合せの中で最適なKPIを検討し、提案している」

一方で、今回のディスカッションは、「ニュースは作ることができる!サッカーをテーマにニュースを作ろう!」と題して、行われました。前提条件として「家族向け」、「Z世代向け」とターゲットを提示しました。受講生からは、講義で学んだことを早速活かした、アイデアの数々が挙がりました。その一部と加藤様からのフィードバックをご紹介致します!

受講生:「Z世代をターゲットに検討した。企画内容は、小学生から大学生までの数千名規模の学生が、パナスタに集合して一斉にダンスを踊り、ギネス記録を作る。起点はインフルエンサーで、大阪近郊の学校の学生に、この企画を拡散してもらう。企画当日の様子を、学生自身が撮影し、各SNSに投稿してもらうことで、実施後には数千人規模の拡散性がある」

加藤様:「ギネス記録はPRにてよく用いられており、相性が良い。紅白で三山さんがけん玉のギネス記録に挑戦したが、けん玉をすることだけでもニュースになり、失敗、成功のいずれの場合もニュースになる。さらに、このアイデアは人数が集まることだけでも、拡散の可能性があるため良いと思う。また、メディアの関心も高いテーマだと思い、例えば、学生の中でも小学生に絞って、ダンスに初挑戦するところから企画当日までの成長を追いかけたストーリーなど、アイデアが膨らんで、ニュース性も十分にあると感じる」

ドキドキのフィールドワーク第2回開催!

今回の講義から2日と間髪入れずに開催されるフィールドワーク第2回。
実は受講生が考えた企画を実施していくグループのメンバーが5/25に発表され、次回のフィールドワークがリアルで対面する初めての場となります。
受講生の皆さまはドキドキとワクワクが入り交じり、当日を迎えることでしょう。
企画を具体化していくために、ディスカッションがメインの構成ですので、熱い議論が予想されます。その熱を余すことなく、お届けしますね。
次回のレポートもお楽しみに!

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