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大東亜戦争とベトナム

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戦前の我が日本国と、フランス領植民地だった仏領インドシナーベトナムの間にあった過去の出来事を掘り起こしてます。ここでは、主に大東亜戦争に関連するものをまとめてます。
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#サイゴン

25年前ベトナム鉄道一人旅の想い出 ~ホーチミン-ハノイ線、ハノイ-ラオカイ線~

 先日の「30年前のベトナム・ダナンの想い出と私の忘備録😅」に続き、またまた思い出した、…

何祐子
7か月前
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日本敗戦-『ベトナム現地に残った日本人残留兵たち』-様々な人間模様・おまけ

日本敗戦-『ベトナム現地に残った日本人残留兵たち』-様々な人間模様②  その①で、日本敗…

何祐子
8か月前
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南北分断後の1960年代-南・ベトナム共和国で発生した”仏教徒弾圧”背景一考

 今日は硬派な掲題😅、現代日本人には馴染みの薄い『ベトナム近代史の或る事件』を、”満を持…

何祐子
1年前
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仏領インドシナの一大”反植民地主義勢力”だったベトナム・カトリック教会

 去年から仏領インドシナ時代のベトナム抗仏運動史をあれこれ投稿しました中に、「カトリック…

何祐子
1年前
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仏領インドシナ(ベトナム)にあった日本商社・大南(ダイ・ナム)公司と社長松下光廣…

 去年から、ここ”NOTE”で記事を投稿させて頂いてから早半年が経ちます。主に以前『仏領印度…

何祐子
1年前
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仏領インドシナにあった日本の旧高専校『南洋学院』のこと

 近年ベトナムに駐在、或いはビジネス関係の日本人の方でも、『南洋学院』を知る人は多分殆ど…

何祐子
1年前
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ベトナム抗仏志士リーダー達のその後

 私が出版した翻訳本⇒「ベトナム英雄革命家 畿外候彊㭽 - クオン・デ候: 祖国解放に捧げた生涯 」 の後半に、元本『クオン・デ 革命の生涯』の背景解説を書いて置きました。背景解説が無ければ、ベトナム史を詳しく知らない人には俄かには解り難いと思ったからです。  1945年3月9日、日本軍による仏印武力処理(=軍事クーデター)『明(マ)号作戦』が大成功したベトナムでは、第13代皇帝だった保大(バオ・ダイ)帝が『独立宣言』を発布し内閣を組閣しました。(同じ仏印連邦のカンボジア、

松井石根大将の熱海伊豆山興亜観音

 ベトナムの抗仏運動史関連書を読んでいると、日本陸軍予備役大将、松井石根(まつい いわね…

何祐子
1年前
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仏領インドシナ(ベトナム・ラオス・カンボジア)で起こった軍事クーデター、通称「明(…

その(1)(こちら→日本軍の仏印武力処理(=軍事クーデター) 通称「明(マ)号作戦」のこと …

何祐子
1年前
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仏領インドシナ(ベトナム・ラオス・カンボジア)で起こった軍事クーデター、通称「明(…

 戦前、当時の仏領インドシナ連邦(詳細はこちら→仏領インドシナ連邦の基本情報|何祐子|no…

何祐子
1年前
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日本陸軍・山下大将のベトナム埋蔵金

 日本でOLしてました私が、奇縁でベトナムに渡った1990年代。まだアメリカの経済制裁が解…

何祐子
1年前
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ベトナム国旗の“風変りな”話 

 現在のベトナム国旗と言えば、赤地に黄色い星です。赤い旗は共産党のシンボルカラーですね。…

何祐子
1年前
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仏印”平和”進駐の『第2次近衛文麿内閣』外務大臣松岡洋右のこと その(2)

 松岡洋右氏(以下敬称を省きます。)というと、『国連脱退』『日独伊三国同盟締結』のみがク…

何祐子
1年前
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仏印”平和”進駐の『第2次近衛文麿内閣』外務大臣松岡洋右のこと その(1)

 本当は、『本の登場人物と時代背景に関する補足説明(19)』にしようと思っていたのですが、調べ物をした自分のノートを見返していましたら、この部分を結構詳しく調べてあったみたい(←加齢でボケてます。。)ですので、一つ単独記事にして見たいと思います。  松岡洋右氏というのは、正直言って外交官としての資質が、当時の日本のレベルにあっては桁違い過ぎたのか、というのが仏印史を調べて見た私の持つ印象です。ですから、逆に当時の敵国側(勿論今では友好国です、念のため。)から見れば、『あいつ