【自己卑下ゲイ向け】変われない人の5つの条件と、変われる人になるための3つのアドバイス
『性格を変えたい』
『いつも人間関係で悩むのをやめたい』
『次こそ絶対いい恋愛をするために自分を変えたい』
『上司に二度と舐められないような自分になりたい』
『家族を支えられるような男になりたい』
こんなふうに「変わりたい」と思っている人は多いはず。
でも現実問題として「思っていてもなかなか変われない」ことにストレスを感じている人も多いのではないでしょうか?
人はいつからでもどこからでも変われます。
これは間違いありません。
それでも変われない人が多いのは何故か。
その話を今回はしていきたいと思います。
『変わりたいと思っているのに、なかなか変われない』
そのことで自己嫌悪に陥ってしまっている人はぜひ今回の話を参考にしてください。
人はそもそも「変わりたくない」生き物である
まず覚えておいてほしいことがあります。
それは、人間には「現状維持バイアス」という無意識の思考回路があるということです。
現状維持バイアス - UX TIMES -
「現状を基準とし、変化を受け入れず固執する心理傾向」
たとえ有益であったとしても、知らないものや経験したことのないものを受け入れることに心理的な抵抗が生じ、現在の状況に固執してしまう傾向(バイアス)。
人が意思決定をするときに強い影響力を持つ心理傾向であり、現状から未知の状態に変化することを「安定した現状が無くなってしまう損失」と認識する心理が影響している。
https://uxdaystokyo.com/articles/glossary/status-quo-bias/
そしてもう一つ、「恒常性」という生物として特有の性質も持ち合わせています。
恒常性 - Wikipedia -
恒常性は生物のもつ重要な性質のひとつで生体の内部や外部の環境因子の変化にかかわらず生体の状態が一定に保たれるという性質、あるいはその状態を指す。生物が生物である要件のひとつであるほか、健康を定義する重要な要素でもある。生体恒常性とも言われる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E6%81%92%E5%B8%B8%E6%80%A7
恒常性は元々は生物学上の用語ですが、人の心理を扱う上でも使われるものです。
これも現状維持バイアスと似たようなもので、「いつでも同じ心理状態を維持する性質」のことだと大まかに捉えてもらえればOKです。
要はこの2つ、
・変わらないでいる方が心地良い
・変化を拒否する
そういう、人の持つ無意識の思考や性質だと捉えてください。
変わってしまうと、その先に何か起こるかは全く分かりません。
変わらなければいつもと同じことだけが目の前で起こります。
なので、これらの無意識の思考や性質があると、人は変化を選択しないようになるワケですね。
自分の性格や人付き合い、仕事、家族との関係を変えたいと人が思うとき、この無意識の思考や性質に強く支配されていればいるほど、
『変わらない方がやっぱり自分のためにはいいよな』
『急に変わったら周りからおかしな目で見られるよな』
『変わるなんてハードル高くてできないよな』
『自分なんか能力がないから変われないよな』
というふうに、変わることに対して「やらない理由」「できない理由」など逆説的な思考が同じ量だけ生まれてきてしまうワケです。
その結果、変わりたいと思っているだけで変われないという現実がたくさん起こるワケです。
ここで大事なことは、
『なんで自分だけこんなに変われないんだ?!』
と必要以上に自己嫌悪に陥らなくて大丈夫、ということ。
これは人間誰でも持っているものだからです。
そして、こういう無意識の思考や性質は誰でも持ち合わせている。
この事実を知れば、これらの支配から解放されやすくなるんです。
ぜひ覚えておいてください。
変わりたいのに変われない条件
とは言え、現状維持バイアスや恒常性があることを知っているだけでは、「変わりたいのに変われない」という現実を変えることはできません。
変わりたい人が変われないのは、「自分が変わらない≒自分を変えない」ためのいろんな条件の中に落ち着いてしまっているからです。
多くの人はこれに気づいていないので、なかなか変われないワケです。
ということで、「人が変わられない条件」を5つピックアップして解説していきます。
今変わりたいと思っている方は、次の5つに心あたりがないかどうかぜひチェックしてみてくださいね。
①そもそも変わりたくないという気持ちが強い
②変わらなくていい理由を考えている
③変わりたいのは気持ちだけで行動が伴っていない
④常に同じ人間関係の中で暮らしている
⑤毎日同じパターンの生活を続けている
最初の①②は現状維持バイアスや恒常性のせいです。
こういう思考に気づいたら、
「あ、今自分無意識に現状維持しようとしてるな」
と一瞬立ち止まってください。
それだけでもこの2つの変われない条件から解放されます。
③「行動が伴っていない」場合、そもそもどうやったら変われるか知っているかどうかで対策が変わります。
変わるために必要な行動は、まず知識として自ら覚えるか、誰かに教えてもらうしか習得できません。
頭でっかちになってはいけませんが、変わるための行動はまず知識としてぜひ身に付けておきましょう。
④の環境と⑤の人間関係については、変わりたいのに変われない人はぜひとも自覚的になっておくべきポイントです。
人は周りの環境と付き合う人間関係によって変化が左右されます。
要はいつもと同じ場所(学校や職場、通勤通学路、交通手段、風景、etc...)に居続けたり、いつもと同じ人付き合い(家族、友だち、同僚、よく行くお店のスタッフ、ジム友、etc...)が続けば続くほど、変わりにくくなるということです。
特に人間関係は注意が必要です。
『あなたは別に変わらなくてもいいでしょ』
『そんな急に変わりたいとか変だよ大丈夫?』
『いつもとおかしいけど何かあった?相談乗るよ?』
こんなふうに変わろうとする自分を引き留めてくる人が必ずいるからです。
居心地の良い環境にいて、いつも仲の良い人たちに囲まれていればその分だけ自分の力だけで変わるのは難しくなります。
本当に変わりたいのであれば、この居心地の良さを一度手放す覚悟が必要です。
さて、この5つ、心当たりがあるものはありましたか?
もし今変わりたいのに変われないなら、ぜひ一日でも早くこれらから解き放たれるようにしましょう。
変わる?変わらない?
ここまで「変わること」について話をしてきました。
でも覚えておいてほしいことがあります。
それは、変わる≒善、変わらない≒悪、ではないということです。
極論としてはこうです。
変わりたければ変わりましょう。
変わりたくなければそのままでOK。
変わりたいと願って変われた人はすごいです。
その努力と信念はぜひ周りの人に認められるべきです。
でも変わらないでいる人もすごいですよね。
同じことを継続できる意志の強さは並大抵のものではないでしょう。
変わらないからこそ周りに貢献していることだってあります。
だから変化する・しないは善悪では判断しないことが必要です。
変わりたいなら変わりましょう。
変わりたいと思わなければそれでOKなんです。
とは言え、今回は「変わりたいのに」「変われない」人のための話なので、「変われる」ためのキッカケはしっかりと伝えておきます。
よくあるのは「会社の先輩を見ましょう」という話です。
10年後、あなたは今の会社の10歳上の先輩のようになりたいですか?
こう聞かれたら、あなたはどう答えますか?
YESなら、ぜひその先輩について仕事をしていきましょう。
間違いなく10年後その先輩のようになれます。
もしNOだったら、今のままでは危険信号だということです。
その会社に10年もいたらなりたくない姿になってしまいます。
自分自身が変わりたいかどうか、変わるために必要な行動できるかどうかは、こういう視点で見てみると分かりやすいはずです。
他にもこういう考え方があります。
この世の中で唯一普遍的なことは「変化する」ということである。
これ一見矛盾しているようですが、よく考えてみてください。
人は類人猿から様々な進化を経て今のようなたくさんの感情や言語、知識、技術を獲得してきました。
進化がなければ現代社会は成り立っていません。
テクノロジーもそうだし、音楽もそう。
身の周りの全てのものが常に進化=変化しています。
逆に変わっていないものはどんどんと淘汰されてしまっています。
変化は世の中で唯一「変わっていない」ことなんです。
そう考えたとき、あなたが変わりたいと思うことは正しいことですか?
それとも間違っていますか?
変わりたくて変われたならそれで全てOK
さて、最後です。
一番大事にしてほしいのは、最終的な結果としてあなた自身がどうなったか、ということです。
変わりたいと思って、その思い通りに変われたかどうか。
「変わりたい」と思ったときには、ぜひこれを頭に焼き付けておいてほしいなと思います。
今回話をしてきたように、私たちの身の周りには変わりたくても変わらせてくれないものがたくさん存在します。
だから変わろうとしてもなかなか前に進めている実感が湧きにくいです。
特に自分のことを正しく客観的に知覚するのは難しい。
変わっているかどうかを自分一人で判断するのは難しいんです。
時間がかかることだってもちろんあります。
変わったと思ったのに、また同じことを繰り返してしまうことだってあります。
でも、最終的に、ふと振り返って自分の歩いてきた道を見た時に、
『あ、自分変われてる』
と思えたらそれで全部OKです。
あなたの「変わりたい」という選択は間違ってなかった。
それが分かれば全て報われます。
人はいつからでもどこからでも変われます。
だから、「変わりたい」と思ったその気持ちはぜひ形になるようにしていってくださいね。
この辺りの「変わる」ための話は、別の機会に詳しく書きます。
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