承認欲求
「あ、○○さんの知り合いなんだね!じゃあ仲良くできそうだ!」
こんなことを一度は言われたことがある人、多いと思う。
昔は特別こういう言葉に対して疑問を持つことはなく、「あ、ラッキー○○のおかげでハードル下がってそう」って思ってた。
でも、少しばかりの違和感を最近は覚えるようになった。
相手の人はその共通の知り合いを通して自分自身を見てきている。
つまり、フィルターが入っている。
或いは、その人との知り合いって言う付加価値があったりする。
そうした時に、「あれ、この人って別に私のこと見て無くない?」って思うようになった。これだけ書くと、承認欲求が凄く高い人だったりちょっと病んでる人みたいなレッテルをすぐ貼る人がいるけれども全然そういうことじゃない。
"私は私"であって、その共通の知り合いに関しては全く関係が無い。
だってその人がいてもいなくても私は私であることは変わりないし、確かに会うきっかけだったかもしれないけどそこからの関係性ってやつにその人は関係するのかな。
よくよく考えてみるとこれって失礼に値するような気がして。
自分自身が「○○さんの知り合いなんですよ~」って言われたときに「あ、○○のこと知ってるんですね!」ってなって、『あの人と知り合いってことはきっとこういうタイプの人なんだな』って無意識化で相手の性格とかを何となく決めちゃってる気がする。これは相手の事をちゃんと見ていないってことになるなと思う。
だから私は「○○と知り合いなんですね!」って言ってそこでなるべくその話題は終わりにするように最近は意識をしている。
そのあとはその人とコミュニケーションを取って(ちゃんと相手を見て)、『あ、この人はこういう考え方なんだな』とか『これは嫌なんだな』とかそういうことを本人からちゃんと情報を取得したい。
私自身が「○○さんと知り合いなんですね~!じゃあ仲良くなれそう!」みたいに言われるとなんとなくちょっとショックを受けちゃったりする。
人間はみんなそれぞれ個性があって、それは大切にするもの。
誰かにあれこれ言われる筋合いって実は無いんじゃないかな。
もちろん、TPOはわきまえる必要があるけれども。TPOをわきまえないとただの協調性のない自己中になっちゃうから。
でもその個性、相手を見るって言うことが大事なんじゃないかと思うようになった。だからこそ、何かのフィルターは通さないでその人の事を見たいし、私自身のことを見て欲しいなって思う。
仕事中にクライアントと話しをしていてふっとそんな風に思った、仕事終わり。
がわ
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