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銭湯と僕⑦

ザっくりととのうサウナ入門のサウナインタビューに回答した僕はそれがきっかけで、管理人のやのさんと少しばかり繋がりが出来た。

管理人のやのさんは、サウナ好きの人達を集めて少人数の交流会を開いたりしていた。そんなやのさんが企画していたサウナ(銭湯)好きの交流会に勇気を出して参加してみた。

記憶がもう既にあやふやになっているけれども、2年くらい前の年末に近いころだったと思う。もうすこし後だったかもしれない・・・?それはさておいて。
蒲田にある蒲田温泉さんが会場だった。何人くらい参加されるのか、どんな人がいるのかが全くいなかったので、凄く緊張をしていた。
人見知りが少しずつ改善しているとは言え、僕自身は当時とても内気で初対面の人と話したりすることなんてほとんどなかった。

ドキドキしながら、蒲田温泉に着くと既に10人近くの人達が集まっていた。
男女合わせて10人くらい。その中心にいらっしゃったのが、やのさんだ。
「こんにちわ、交流会の参加です」
「よろしくお願いします~」
そんな感じの挨拶をして、交流会に参加した。

交流会ではまず各々が浴室内でお風呂・サウナを楽しんで、そのあとお食事会をするという流れ。この交流会が凄く良いなって僕が思ったのは、浴室内では各々が好き勝手のんびりと入浴すること。同じタイミングでサウナに入ったり湯船に居たりした場合はちょこちょこ話すけれども、各々のタイミングで交互浴とかをするので人見知りな僕でも凄く参加がしやすかった。

黒湯とサウナを満喫した後に、蒲田温泉の2階にある宴会場でお食事会を行った。それぞれが自己紹介をして、好きな銭湯やサウナの話で盛り上がるという同じ趣味を持っている人ならば楽しくて仕方ない交流会だった。
「がわです。よろしくお願いします」
そう自己紹介をしたら、面白い返答があった。
「あ、最近彼女が欲しくてTwitterで呟いてた人だ!」
「ええ!!なんで知ってるんですか!」
「Twitterフォローしてますよ笑」
「うっそお!!」
まさか、自分のフォロワーにこんなところで会うなんて思いもしなかった。
この時にこうやって話してくれたのがヨシコさんで、その後も何度かサウナ系のイベントだったりでお会いして色々とお話してくれて僕は凄く嬉しい。

そしてサウナ交流会といいつつ、僕は銭湯の話でとても盛り上がった。
アツシさんと初めてお会いして、お話したのがこの交流会だった。
もうどんな話をしたのか、本当に覚えていなくて、でも凄く銭湯が好きな人と出会えてめちゃくちゃ話が盛り上がってずーっと銭湯の話をしていた記憶がある。

僕はこの交流会でやのさんともきちんと色々なお話をして、これ以降もちょこちょことやのさん企画のイベントに参加したりするようになっていった。それだけでなく、アツシさんとは銭湯の趣味というか『銭湯のここが良いよね!』っていうポイントがめちゃくちゃ似ていたこともありこれ以降も銭湯の事を色々と話したり、情報交換をするようになった。

やのさんもアツシさんも交流の幅が広いため、そのお二人と仲良くなったことで僕自身の交流の幅も広がった。それこそ、年齢や性別は問わずシンプルに『趣味』と『その趣味が好き』という二つだけでこれだけ人と仲良くなれるということに気が付かせてもらった。僕が1人でも銭湯やサウナ系のイベントに参加できるようになったのもある種お二人のおかげだったりする。

同じ趣味を持つ人との繋がりが広がって行った僕は、次に実際に銭湯をやっている方々とも色々なご縁と偶然が重なりあって仲良くさせていただけるようになっていく。そのお話はまた、次回に。

※この物語は半分フィクションで半分ノンフィクションみたいな話です。
小説とエッセイの間くらいと思ってもらえると嬉しいです。(会話とかが完全に覚えているわけじゃないので一部フィクションみたいなもんです)


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