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自分の弱みを見極めて勝つ【これから面接を受けるあなたへ】面接が苦手と言う前に

 みなさん、こんにちは。「公務員のための新しい広報の教科書」「中小企業・個人事業主のための新しい広報の教科書」著者です。

 各々が進路を切り開いていくにあたって面接試験というのは必ず出くわす壁であると思います。中には、この面接がどうしても苦手で嫌いという人もいるでしょう。しかしながら、ただ苦手・嫌いと言っていてもライフステージに応じて避けられないところもあるので、良い結果を生むことで得意になっていく人が増えたら良いと思います。

 なぜこのことを書くかと言うと、自分はどちらかと言えば面接では結果に恵まれ、得意な意識を持っているからです。無敗というわけではもちろんないのですが、入社競争率数百倍と言われるテレビ局や800人弱から1人の狭き門であった民間公募での市役所職員採用にてマーケティング責任者に選ばれたのは、少なからず面接で他の人よりも目立つ何かがあったからだと思います。また、幾人かの学生から進路に関する相談も受けたことがあり、テレビ局等希望の進路を勝ち得るための助言をした過去もあります。最近ではこうした経歴を知っていただき、セルフプロデュースをテーマにした講演もさせていただいています。

 今日お伝えしたいのは、面接の何が苦手かを把握していくことが大事だという話です。前述の通り、面接を全体的に苦手と感じ続けているだけでは、次へ活かすことができません。面接の何が不得意で、そこからどういうことが原因で勝ちきれないかを知っておくことが重要です。例えば、あなたは以下のどれが苦手でしょうか。その対処法とともに確認していきましょう。

●自分の長所・強みを伝える
●自分の短所・弱みを伝える
●聞かれた質問に的確に答える
●相手について知っていること等を説明する

自分の長所を伝えるのが苦手な場合

わかりやすい実績を準備してみましょう
長所とは深い自己分析に基づいて自分のことを説明しないといけないものと捉えられがちですが、だからこそ難易度が高いと感じてしまうところがあると思います。自分が関わって人を幸せにできたというような具体的な事例や、表彰・受賞など第三者でもわかるような実績を準備し、どんな場面でも自分の強みとして言えるストックを持っておくと良いでしょう。

「2:6:2の法則」を定規にしましょう
人間の集団は何でも20%・60%・20%に分類することができると知られています。よく言われているのは、職場において優秀な人が2割いて(上2)、6割は並の働き(中6)、残り2割は劣後している(下2)、というような分類です。
必ずしも優劣に当てはめる必要はありませんが、自分が所属している集団において「上2」でいられると思うこと、それがあなたの得意分野と言えます。
自分が「上2」と言えることなら何でもかまいません。仕事ぶりでは「中6」かもしれないが、出退勤のあいさつのさわやかさでは「上2」だな、という分析でも良いわけです。どんなに狭くても、自分が勝てる土俵を探します。

自分の短所を伝えるのが苦手な場合

「2:6:2の法則」で考えてみると…
心が痛む話ではありますが、面接では長所や成功譚だけでなく、失敗談や短所も聞かれることがあります。聞かれなければ幸運だったと、準備しておきたいものです。
そして長所を見出す時の定規は、短所を見つけるめやすにもなります。弱みとなると、上位2割でいられないような事柄を探してみます。自分が平凡な「中6」である状態は何か、周りの人に比べて遅れをとっている「下2」である時はどんなときかを考えてみましょう。
こうしたことを日頃から考えておくことで、自己分析がしっかりできてくるわけです。

聞かれた質問に的確に答えるのが苦手な場合

事前の準備と整理をしっかりしましょう
面接で質問されることはだいたい予測がつくものです。最低限の用意として、以下のことに答えられる準備をしてみれば、多くの質問に対応することができます。面接前、あなたは以下の何問に答えられますか?
【5W1H】
Who(だれが、主体は自分なのでこの場合)誰のためにがんばりますか?
When(いつ)いつからいつまでやりますか?どのくらいのペースでやりますか?
Where(どこで)どんなポジションで活躍しますか?
What(なにを)何に取り組みたいですか?何を成し遂げますか?何があなたの個性ですか?何があなたの得意分野ですか?
Why(なぜ)なぜやりたいのですか?
How(どのように)どのように成し遂げていきますか?
【過去現在未来】
過去 今まで頑張ってきたこと
現在 どのような準備をしてここにいるのか
未来 将来何を行い何を成し遂げたいか

相手について知っていることを説明するのが苦手な場合

理念とその取組みに注目しましょう
学校、アルバイト先、就職先、転職先…それぞれの主体にはホームページやさまざまな広報媒体があり、情報をつかみやすい時代になっています。どのような主体にも運営していくにあたっての理念があり、公表されています。それを調べ、その理念を実現するための取組みをいくつか見つけておきましょう。面接官がその主体にしっかりコミットした人物であれば、きちんと調べてきてくれたとポジティブな評価をくれるでしょう。そうでなかったとしても、実際に入学・入社・入庁した時に活かせる情報であると思います。

今後も面接で勝つTipsを共有します

 参考になりましたでしょうか。今後も、「これから面接を受けるあなたへ」シリーズとして、私だからこそ共有できる面接に勝つためのTips=ヒントや秘訣をご紹介したいと思います。

・自分のポジションを理解する(2:6:2の法則)
・得意分野に引き込む
・入社したいvs.やりたくない
・常に僅差で決まると思え
・弱み、弱点を知っておく
※思いついたら増やします

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個別の相談や質問は「gauchiqa★gmail.com」※★を@に変換 までお送りください。

お読みいただき、ありがとうございました。

第2弾リリース用210919



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