見出し画像

YouTubeで宣伝・告知に取り組む方へ「視聴回数上げるなら必ずやるべき工夫」

 みなさん、こんにちは。「公務員のための新しい広報の教科書」著者です。著書はAmazonでも発売中です。

 YouTube(ユーチューブ)をはじめ、動画を活用して宣伝・告知・発信に奮闘している人も増えていることと思います。私も同じで、日々アナリティクスを向き合いながら、試行錯誤しています。

 そんな中、基本ではあるものの、なかなか手が回っていないことがあるのはサムネイル(サムネール、thumbnail)ではないでしょうか。サムネイルは動画の検索結果として出てくる小さな見本画像のことで、いわば動画の表紙と言えます。YouTubeでは自動的に動画の中から3つのサムネイルを作成してくれますが、それが必ずしも視聴意欲を高めるものかは微妙なところです。なぜなら、サムネイルは特にスマートフォンでとても小さく表示されるからです。日々、スマホでの動画視聴が増えている状況に対応するためにはこのサムネイルにも工夫をしたほうが良いのです。

 細かいデザインやコンセプトは発信者が決めるものですが、共通して工夫すべきは「文字の大きさ」です。スマホで小さく表示されても楽に読めるくらいのフォントサイズを意識して、デザインに組み入れることが重要です。

 一例として、四條畷市役所から2020年3月に公開した「なわてストレッチ」のサムネイルを示します。視認性を意識し、白いベースに濃い色の文字でわかりやすく何の動画か伝わるようにしました。もちろん内容もプロも監修ということで人気が出て、400人弱のチャンネル登録者数に対して公開1ヶ月たたずして1600回以上の再生を記録しています。

 一方、動画によっては、サムネイルを作成しなくても視聴される場合があります。その一例として、関西テレビの開局記念番組(やしきたかじんの若かりし頃を再現したドラマ)を紹介する動画では主演の駿河太郎さんという有名人の画力とコメントが注目をひけるだろうと判断、このまま公開しました。結果的にはこれが奏功し、1万回に迫る視聴回数を得ています。

 このように、ひとつひとつの動画によってサムネイルの戦略は変わってくるものの、視聴されるかどうかを判断されるとても重要な要素であることを強調しておきます。他にも四條畷市役所からさまざまな動画を発信しており、サムネイルを含めたそれぞれの戦略を見ていただければ幸いです。

よろしければ、動画も含めてソーシャルメディアについてさまざまな提言した著書への応援もお願いいたします。

https://motion-gallery.net/projects/newkoho

これまでに紹介した工夫もぜひ参考にしてみて下さい。


この記事が参加している募集

サポートいただける方は、どんな記事をご所望かを是非お伝えくださいませ。日頃の発信に活かし、還元させていただきます。