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小学生を最新技術活用で見守る!公民連携を起点にした取組みとは

 皆さん、こんにちは。四條畷市マーケティング監の西垣内渉と申します。今回が令和2年(2020年)最初のブログ公開となります。本年もどうぞよろしくお願いいたします。

 さて、これまでにこのブログでもご紹介したように(住民票のインターネット請求スマートシティなど)、四條畷市はICT・IoTを積極的に活用したまちづくりを推進しています。

 今回は小学生の登下校時における安全確保を目的として、本市が最新技術を取り入れている事例をご紹介します。

 本市では平成30年(2018年)4月から関西電力株式会社との協定のもと、登下校見守りサービス「かんでん見守り隊OTTADE!(以下、OTTADE)」の実証試験を開始しました。OTTADEは、市内の全小学校(7校)に就学する児童及び保護者の希望者を対象に、無料で見守り端末を配布し、位置情報履歴を家族や保護者がスマートフォン等で確認できるサービスです。

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OTTADE!の技術をかんたんに解説します

 このサービスの技術的な特徴のひとつは、位置情報がわかる技術でスマートフォンにも広く搭載されているGPS(Global Positioning System)を使用していないことです。その代わりに、小学生が持っているホイッスル状の見守り端末がビーコン(電波受発信器)を搭載していて、市内各所に配置した基地局がすれ違った時に通信が記録され、その場所にいたことが情報として表示できるものになっています。つまりこのサービスはいわゆるIoT(Internet of Things)、モノのインターネットの技術を取り入れたものと言えます。GPSも認知度が高く、サービス需要があるとのことですが、実際の居場所を精密に表しているか言えばまだまだ誤差があるということと、常時GPSを起動しておくと電池の消耗が大きく、頻繁に充電や買い替えをしなくてはならない手間が生じます。そうしたデメリットをクリアすべくIoT技術を活用することで、電池交換頻度も年に1回でよく、軽くてホイッスルとしても使える端末を小学生に携帯してもらっているのです。

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 GPSを使用しない分、利用者にとっての情報源となる基地局の存在もとても大事になります。基地局には2種類あり、市内のお店などに置いていただいているものはその場に固定してある「固定基地局」、そしてスマートフォンアプリを通じて見守る「見守り人」の機能もあって、こちらはスマホのBluetooth・GPS機能を使ってすれ違った場所を記録するものです。この2種類の見守り方について市内の事業者や自治会、各種団体の協力をいただき、位置情報の検知端末となる基地局の設置を進め、「見守り人」機能で多くの市民が参画することで、協働によるまちづくりを推進し、犯罪抑止につなげています。

教育委員会職員にインタビュー!

 昨年から続くこの取組みについて、教育委員会の考えを聞くべく、市内小学校で教鞭を執っていたこともある、四條畷市教育委員会の教育部次長を直撃しました。

職員インタビューなど、続きは四條畷市ホームページをお読みください。

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