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小説が読みたくなる本を見つけました 〜アウトプットのために読書する〜


 ほとんどの本をkindleで購入するようになった今も、ときどき本屋に行くようにしています。

 本屋では、ネットでは候補としてあがってこない本に出合うことができます。
 先日、ライターに関する本を探すため、アトレ目黒店の有隣堂に行ってきました。

 書くことに関する本の売り場の一例です。


 私の場合、俳句に関する本とは、本屋に来なければ出合えなかったでしょう。

 ここで、最終的に、題名に惹かれて手に取り、購入に至ったのは、田丸雅智さんの“たった40分で誰でも必ず小説が書ける超ショートショート講座”になります。

 巻末にワークシートがついていましたので、書き込みやすいよう、その場で購入し、昨日読んでみました。

 本日は、この本を通し感じたことを記事にしたいと思います。

 私は本書を通し、小説を読みたい、と感じました。

 普段、ビジネス、投資、健康、恋愛などの本は読みますが、小説は全くと言っていいほど読みません。
 仕事やプライベートにてアウトプットしにくいと考えていたためです。

 しかし、本書には、小説の魅力がたくさん書かれており、そこから仕事に応用できることが少なくないことが分かりました。

 まず、小説の一種である、本書に書かれている、ショートショートは、“アイデアと、それを活かした印象的な結末のある物語”と定義されています。

 身近な複数の単語から連想される言葉を起点に、物語を作っていきます。

 例を本書から引用しますと、「太陽」と「タコ」という単語のうち、「太陽」を分解(連想されるものを書き出す)します。
 太陽→ぽかぽかする、マグマみたい、発電に使える、夕焼け
といったような感じです。

 その後、この太陽から連想された言葉と、もう一つの言葉を組み合わせます。
 「発電に使えるタコ」といった言葉が出来あがります。

 そこから物語を創作していくのです。起点が実在しないものであるため、自然と個性のあふれる物語が作られるようになっています。

 ショートショートの詳細を知りたい方は、ぜひ本書をお手にとってみてください。


 ショートショートの作り方を知ってから本書にて紹介されている物語を読むと、ひとつひとつのフレーズが、どのような流れで生まれたのか、また、どのような役割があるのか、を意識するようになります。

 私は早速、作者の考えや目的を考察し、それを本に書き込んでみました。
 小説に書き込みをするなんて、今まで想像していなかったので、新鮮な時間でありました。


 作者が相手に何を伝えたくてその単語、節、段落などを書いているかを考えることは、自身の書く力や伝える力を伸ばす手段となると思います。


 記事を書く中で、情報収集をすること、簡潔にまとめることはもちろん大事です。

 しかし、それは一番大事なことではないのかもしれません。

 読み手がどんな気持ちで記事が掲載されたページにたどり着いてくれて、どうしたら飽きずに読み進めてくれるか。それらを考えながら言葉を選ぶことの方が、読者のためになるのでは、と本書を通して感じました。

 前者が基礎で、後者が応用のような存在なのかもしれません。


 今後は、ビジネス書などで知識を蓄え、小説などでそのアウトプット方法を磨きたいと思います。


 みなさまは、どんなジャンルの本を、どのようにインプットし、自身の生活でアウトプットされているでしょうか。


 何通りもあるであろう本の使い方を、共有いただけたらうれしいです。



 ではまた、次の投稿で。

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