仕事で完璧主義であるべきか?~50点で問題ないことと完璧を目指すべきこと~
課題・業務をどれぐらい完成した段階で先生・上司に提出すればよいか?と悩まれたことがある人がいらっしゃるのではないでしょうか。
私もその一人であり、すべての仕事において完璧主義であるべきか悩んでいた頃があります。
約5年間の製品開発職の経験を通し「ほとんどの仕事は50点の状態で初回提出をしたほうが効率がよい」という思考にたどり着きました。
しかし、webライター活動を始め、初回から完璧を求められる仕事があることを学びました。
本日は、webライターの各業務に必要な完成度について記事にします。
基本50点で問題ないと思って仕事をしていた理由
私がほとんどの仕事を50点の状態で提出していたのは、早い段階で相手の要求を見極めたかったためです。
このメリットとして
会議の資料作成の際、上司の主張と資料の内容の大幅なずれが生じにくくなる
私が誤って理解し進めていた業務の軌道修正を早めに行える
上司が私の業務状況を都度確認する作業を省ける
などがあります。
製品開発業務においては、マニュアル化されていない(法律などで規制されていない)業務が多くあります。
そのため、個人の考えを盛り込みやすい仕事である一方、意思の疎通を図らなければ管理職と実務職の考えの不一致が生じやすいという課題がありました。
仕事の自由度を保ちつつこの課題を解決するために、50点で問題ないという思考は業務の効率を上げてくれました。
しかし、どのような方法も万能ではなく、webライターの業務においては
50点でも問題ないこと
可能な限り完璧を目指すべきこと
を明確に区別しなければならないことをこの3ヶ月で体感しています。
50点でも問題ないこと
webライターでも50点で問題ないと感じていることは
募集要項をどれだけ満たしているか
構成の初案
執筆開始時のモチベーション
などがあります。
募集要項をどれだけ満たしているか
応募する権利は誰にでもありますので、難しいだろうと思われる募集にも応募しています。
クラウドワークスを登録したばかりの頃は、少しでも挑戦したいと思う案件には応募していました。
たくさん落選し落ち込むこともありましたが、応募のメールにおける自身のアピール方法や、募集先のニーズの捉え方は以前よりうまくなりました。
本業においてもwebライターにおいても、達成がやや難しそうなチャレンジをし、機会を得るスタイルは変わりません。
必要以上に応募し、時間を消費してしまわないようにだけ、注意をしています。
構成の初案
初心者のwebライターが考える構成は、どんなに時間をかけても完成度に限界があると考えています。
そのため、手は抜きませんが、必要以上に考えすぎず一度依頼者に投げてみるようにしています。
依頼者側が掲載したい記事を100%理解することは難しいでしょう。
依頼者に先入観のない視点で構成の初案を見ていただき、第三者にとって分かりやすい構成に修正いただくのがよいと考えています。
大げさかもしれませんが、「実務担当者が管理職に、執筆者が依頼者に修正してもらうのは当たり前」ぐらいの感覚で仕事をした方が、お互いにとってポジティブな結果が得られることが少なくないです。
ただし、同じ指摘を受けることは、お互いの時間とエネルギーを奪ってしまいますので、避けるように意識しています。
執筆開始時のモチベーション
モチベーションに影響されて仕事をしていると、気分が上がらないときにパフォーマンスが下がってしまいます。
やる気が中途半端な50点の状態で書き始め、仕事をするにつれ100点に近づけていくのが私の仕事の取り組み方です。
とはいえ、ただタイピングをしていれば毎回モチベーションが自然と上がるわけではありません。
そのため
仕事の記事に飽きたらnoteの記事を書く
○○分後に家を出るといった終了時間を設け、それまでタイムアタックのように取り組む
記事作成後のご褒美を用意しておく
などの方法をとり、モチベーションを上げています。
モチベーションよりも、それを高める方法を知っておくことが
あらゆる仕事において有用だと考えています。
可能な限り完璧を目指す必要があること
初回から完璧を目指す必要があることとして
マニュアル通りの記載
記載内容の信頼性
納期
などがあります。
どれも消費するエネルギー量の多い項目です。
マニュアル通りの記載
ルールのある仕事は守らなければならないのは当たり前でしょう。
私はこれまで比較的自由度の高い仕事に携わってきたため、webライターの仕事において、このマニュアルという存在に苦戦しています。
マニュアルをベースに、少し自分なりにアレンジをする、ということができないのはやや苦しいです。
また、依頼者ごとに内容がやや異なるため、毎回確認し直すのも少し手間です。
そのため、始めはできるだけ多くの依頼者の仕事に触れることを重視していましたが、最近は仕事を限定しミスの発生を抑えています。
記載内容の信頼性
文章を書く技術において100点を取れなくても、その内容の根拠を調べることは誰でもできます。
少しでもなぜ?と思ったことは、確認するようにしています。
記事には自身の名前が記載されるため、一つの記事で信頼を失えば他の私の記事も、さらには、メディア自体も影響を受けかねません。
古賀史健さんの「20歳の自分に受けさせたい文章講義」に記載のありました、大きなウソよりも小さなウソを書かないように気を付けています。
著書の例を用いてそれぞれのウソの例をご説明しますと
大きなウソ(成否の判断が難しい):「都内のラーメン屋で一番おいしいのは○○軒だ」
小さなウソ:鶏ガラがメインにも関わらず、「魚介系のスープが…」
といった感じです。
小さなウソをつく方が信頼性・信頼性を失うことにつながります。
依頼者が記事の根拠を隈なく調べることはほとんどないと思います。
だからこそ、執筆者が記載内容の信頼性に気をつけなければなりません。
企業の実務担当者と上司よりも、執筆者と依頼者の視座は離れている、そんな印象があります。
納期
これはwebライターの仕事において50点が存在しない項目かもしれません。
内容はともかく、間に合えば100点、間に合わなければ0点です。
私は、納期から逆算して記事を作成するようにしています。
本業の仕事における上司に提出する納期に比べ、webライターにおける依頼者に提出する納期は大きなプレッシャーを感じます。
本業では、納期よりも大幅に早い時期に50点の初案を提出していましたので、あまり最終盤の納期に対し不安になることがなかったためです。
依頼者が社内の人か社外の人かによって、こんなにも感じる責任が異なるとは思ってもいませんでした。
なお、複数の納期に対する取り組み方やその際のメンタル面の保ち方は以下の記事で詳細を書いていますので、よければあわせてご覧ください。
まとめ ~総合点が100となればよい~
本日は、webライターの仕事において、50点で問題ないことと可能な限り完璧を目指す必要があることをまとめてみました。
仕事を行う上で、常に完璧主義であるとメンタル面が持ちませんし、各業務において消費するエネルギーが大きくなりこなせる仕事の総量が減ってしまします。
仕事は一人でするものではありませんので、自分が任されていること、もしくは、自分にしかできないことにエネルギーを多く使いたいものです。
周りを巻き込みながら、総合点が100となるようにこれからも仕事を進められればと思います。
ではまた、次の投稿で。
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