見出し画像

働き方改革は経営者の思想改革から(更新)

人事部からのボトムアップで働き方改革を進めようと思っても、最終的には経営者という壁にぶつかることと思う。逆に経営者が改革の責任者となって人事部とタッグを組んだ場合、大いに進捗する事に異論の余地は無いだろう。

何人かの経営者から質問されて驚いたこと

何をどこからどう変えていくと上手くいきますか?という質問が多い。これの答えには窮してしまう。勿論最終的にはどこからか一つずつ手をつけていくことになるとは思うが、一度視野を高くして、こう考えてみてはどうですか?と伝えている。それは...

もし今日から事業を新規にスタートするとしたら、どのような「働き方の会社」を創りたいですか?お金は十分あって従業員はゼロだと思って下さい。

という問いだ。得てして改革は小さいところだけを見ていても上手く進まない。小さいところは人事の専門家に任せて、経営者は目指すべきゴールを設定して、ゴールと現実のGAPを把握、それらに優先順位を付け現実的なフェーズに分解した上で人事部や経営企画とタッグを組んだほうが良いとお話しさせて貰っている。

知っておいて欲しい現実

多くの企業では、社長や経営者が年長者であるケースが多い。そして残念ながら価値観、成功体験が古い。つまりよかれと思って考える事やする事は、若手社員達にとっての幸福に必ずしもリンクしない。しかし問題は無い。やはり経営者や社長が率先して働き方改革を進めるべきだ。「最大の敵は己」と自戒して、勉強し、若い人の意見も聞きながらすればいいだけなのである。即ち、働き方改革は経営者の思想改革からスタートすべきなのだ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?