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熟年両親の関係性 1

72歳 母、そして、77歳 父 の話です

2人はお見合いを経て結婚しました
この世代のあるあるなんでしょうが
父は仕事に邁進し
家事も子育ても母に任せきり

母は家庭に対して非協力な父に
疑問や苛立ちを感じることなく
私たち子供たちを一生懸命に育ててくれました

母はそれが当たり前だと考え
不満も持たず
ましてや、父に頼ることは
思いつきもしなかったそうです

そんな母も家でピアノを教えるという
夢をちゃんと叶えてもいました

学校から帰ると
人気のピアノ教室は混み合っており
家に母はいるけど
話しかけることが出来ない環境でした

そんな母が誇り✨でもあり
自分たちより生徒さんの方が大事なのかな…
なんてこともチラついたことは事実です

次に、父は集中力があり、何かに集中すると
周りの声が聞こえなくなります
若干、私が同じようなことをするように
なりましたので😆血筋なんでしょうかね

父は仕事から遅く帰って来て
1人で夕飯を食べる時
ぶつぶつ独り言を言っていたのが記憶にあり
子供の私には異様な光景でした
大人になった今、分かることがあります
父はきっと1人で社会に出て
戦っていたんだろうな…と

兄が子供の時に言っていました
酔っ払いの父と
出勤前の父は大違いだ!と
兄は朝のシャキッとした父が好きだったようですちゃんと子供って大人を見てるんですよね〜

そんな両親は仲睦まじく…ということもなく
ケンカももちろんする両親でした😆

数年前までは母がとにかく
父を毛嫌いする状況で
仲良し夫婦とは縁遠いい関係性

完全に子供が家を出る時には
こんな2人で大丈夫なのかな?と思いましたが
意外にも2人とも!
年寄り2人きりになることを喜んでいました
世代が違うとペースが合わないから
年寄り2人になれば穏やかになる
というのが2人ともの言い分でした
変なところは意気投合する両親😆

そんな両親は2人きりになっても
仲良しという訳もなく
ここから2人の激動の物語が始まります

つづく

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