#24 『一流ファシリテーターの空気を変えるすごいひと言』 中島崇学 / ダイヤモンド社 2023
こんにちは!
会社のモヤモヤを読書で解きほぐしたい
40代ワーママのKです。
主に仕事用に読んだビジネス本の記録を
投稿しています。
会議のために集まったとき、始まる前に雑談はありますか?最近のオンラインミーティングでは、そういうことは意識しないと難しい面もあります。
冷えた雰囲気で誰も積極的に発言しない会議は、苦痛だし、時間の無駄だし、本当に場がもったいない。
せっかく忙しいなかで人が集まるのですから、いい話し合いができたと満足して終わる会議を持ちたいです。
目的のために、参加者がリラックスして参加し、意見を言いたくなる雰囲気のなかで、建設的な対話をする。そのコツは?
【読書メモ】
ファシリテーターの役割は、①誰でも自由に発言できる「安全であたたかい空気」②お互いに尊重され信頼されている「リスペクトの空気」③皆を操作するのでなく「自発的に動ける空気」④会議や話し合いが終わったあと「全員参加型のチームの空気」をつくること。
良い空気が整えば、参加者は自然と発言しコミュニケーションが生まれる。自分の意見をしっかり言えれば、自分が尊重されていると感じ、そのうえで導き出された結論は納得して受け入れられる。
初めにポジティブな感情や期待を口に出す。(例)緊張しています→引き締まった空気で、私もピリッとしています。(例)自己紹介では、自分が今やっていること、貢献したいポイント、期待を伝える内容にする。
会議の目的やゴールを簡潔に表明する。参加者は不安を取り除き、どこまで話せばいいか悩むことがなくなる。集中するために終了時間を共有する。目的と終了時間をホワイトボードに書き出すのは◎
会議中は意識的に参加者の名前を呼ぶ。”みなさん”という呼びかけでは空気はほぐれないうえ、ファシリテーター対参加者全員という構造を示してしまう。あなたはこの場の大切な一員ですと伝え、居場所だと感じてもらう。
会議の場ではルールを設けると心理的安全性が高まる。人の発言を否定しない、アイデアの数を競う、時間の制約、発言順をバトンタッチ(次の発言者を指名)にする、など。
△△さんこの間面白い話をされていましたね、◯◯さんなにか言いたそうな表情ですね、などの投げかけで、参加者から無理なく話を引き出す。
なるほど、確かに、は失礼に受け止められる場合がある。大切なことですね、と肯定的に受け止めるのが◯。
素晴らしい意見、良い意見、とジャッジしない。みんなが聞きたかったことですね、私はこう感じるがみなさんはどうですか、など、一緒に話をする雰囲気をつくる。
不安になったときは、ここまでの進め方でいかがでしょうか、と小休止を入れる。伝わっていますかと相手の理解を確認する。参加者を大切にしていることを示す。
対立意見は、◯◯さんの意見、××部の意見、と発言者を紐付けると冷静に判断出来ない。1案2案などと抽象化する。メリデメを出し合い意見の中身だけを検討する。
荒れて揉めて皆が好き勝手なことを言い出したときは、重要なテーマだからこそ、真剣だからこそ、いろいろな意見が出ると捉える。喧嘩腰で口撃されたときは、言いにくいことを指摘していただきありがとうございます、おかげで本音を出し合える場になりましたと返す。返報性の法則で、相手を味方にする。
同じ人ばかりが話すときは、面倒くさがらずに相手の発言を尊重し聞いていますのサインを出し続けることで満足感をもってもらう。意見をありがとうございます、おかけでアイデアが浮かびました、など感謝+貢献を認める。
悩んで行き詰まっているメンバーになぜどうして悩んでいるのかと、問いかけてはいけない。whyは心を閉ざす質問。whatを使って悩みの背景についてストーリーを語ってもらうよう促す。そう思うようになったきっかけを教えて、など。
集団の合意形成には相互理解が不可欠。採用できない提案であっても、その根底にある想いに共感を示すことで、さらに共に考え、納得してチームの結論に協力してもらえる。
さあ、次の会議が待ち遠しくなってきました!
ではまた。
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