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#4 鳥獣戯画と愛らしき日本の美術

「キャラクター考察論」
 前回までのあらすじはこちら👇

  ★ 「#0 キャラクター偏愛 幼少期
  ★ 「#1 キャラクター偏愛」 
  ★ 「#2 キャラクター偏愛 Sanrio
  ★ 「#3 キャラクター偏愛 prologue

1.日本アニメーションの全史 鳥獣戯画

前回の「#3 キャクター偏愛 prologue」でも軽く紹介した、日本アニメーション全史ともいえる高山寺の鳥獣戯画。
夏休み期間のタイミングで、福岡市美術館に展覧会の巡回があったので、
足を運んでみた。

高山寺にある国宝鳥獣戯画を含む、日本美術でも愛らしい作品を集めたこの展示会だが、日本人の鳥獣戯画ブーム?といえるぐらいの人気ぶりと某感染症に伴う美術館への入場制限も伴い、事前に日時指定をして入場した。
前売り券の日時指定を+数百円払って購入したのだが、当日券も余裕があったので、頑張って買わなくても大丈夫だったかなと思う感じだった。
私が入場した期間が「鳥獣戯画の甲・丁巻」であり、イラスト的にも人気のあるウサギやサル、カエルも出て来て、非常にユーモアに描かれた
絵巻物(複写)が鑑賞できた。

日本の展示会も小池百合子都知事が、写真撮影OKにしましょうと声を上げたお陰か?(真偽の程は定かではない)、この5年ぐらいで急激に写真撮影OKになり、著作権の問題等で撮影が難しいものは、引き続きNGとなっている。

一方で、海外の有名美術館・博物館はフラッシュ無しの撮影はOKのところばかりなので、そういう意味では、日本はまだまだなのであるが、今回の展覧会も入口に「撮影禁止」とお知らせがあり、学芸員の方もあちこちで「撮影禁止です」と声高に案内をされていた。
かわいいキャラクターが多いので、折角なのに残念だなという気持ちではあったが、すぐにこれは撮ってはいけないという気持ちに切り替わった。

入場して数点展示があったすぐ後に、荼枳尼天(だきにてん)の掛け軸があり、これは絶対写真に撮ってはいけないものだと感じた。
高山寺が所有する宝物なので、普段お寺にある時は、神様や仏様の発遣してお祀りされていて、展覧会の時は魂抜きをして、全国各地を巡回する。
掛け軸にも神様は入られるので、そのまま入ったままだと、恐ろしいことになる。
寺社仏閣の撮影禁止が多いのも、撮ると障りが出るからであり、触らぬ神に祟りなしと言ったもので、撮らないに限る。

そう思いながら、展覧会を満喫していると、SNSのタイムラインに本展覧会の模写禁止問題が流れていて、タイミングが良すぎた。

展覧会の模写等の禁止の話に内容が逸れてしまいましたが、肝心の展覧会は非常に可愛い作品も多く、鑑賞して大満足でした。
図録は重たいので購入していませんが、グッズがとても可愛かったので、大人買いをしました。
オンラインでも普通に購入が出来るぐらいの人気っぷりです。

他にも福岡市立美術館オリジナルグッズも多く、色々と欲しかったのですが、大人買いしすぎるのも良くないとグッと我慢しました。

最近の美術館や植物園はグッズづくりにチカラを入れているので、
クオリティがとても高くて魅力的である。
グッジョブシリーズと名付けたいw

2.鳥獣戯画の魅力

さて、こんなにも日本人を魅了してやまない鳥獣戯画。
先日訪れた飲食店が鳥獣戯画のイラストと食器を利用していてびっくりだった。
そしてびっくりだったのが、偶然先日購入した鳥獣戯画のオリジナルハンカチを持参していたので、これもまた偶然ではあったが、二重の驚きだった。

ユーモラスな動きや擬人化した表情など。
コンテンツとしては非常に扱いやすく、感情移入もしやすい。
そういうキャラクターへの愛情が日本人は持ちやすいのかもしれない。
これだけ沢山のキャクターグッズが生み出されているので、これからもTVCMや広告、こういった飲食店での販促グッズや食器などにも使われていくキャラクターだと思われる。
なんせ、世界最古のキャラクターより歴史が古いから、これからも愛され続けるのだろう。

つづく



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