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【小説:発達障害が見た世界】大人になってから爆発した感情


発達障害の人生を当事者目線で書いてみました。

断片的ではありますが「普通の人」をうまく演じ続けなくてはいけなかった発達障害の私が、どんなところに傷つきどんなところで苦労してきたか読んでください。(以下小説)

人生のターニングポイントすべてでつまずかなくてはならなかった。

集団生活、学校、人間関係、受験、就職、そして仕事
脳の構造が違うというのは、こうも多数派に有利にできた世の中でことあるごとにおぼれなくてはいけないのだなあと感じた。
これからも恋愛、結婚、家庭、あらゆる面で苦労しなくてはいけない。

この閉塞感の中から私は一生逃れられない。私は私から逃れられないんだ。

私の親が親になりたいがために、なんで私はこんな人生を背負わなくてはいけないの?

やがて、どんなにつらくても前を向こうと本音を殺していた自分も親に本当の感情をぶちまけるようになっていった。

やること一つ一つが難しくなくても、量が増えると何一つできない。

親に介護されながらサラリーマンを表面的に演じているにすぎなかつた。

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