三人称で小説が書けない
一人称・・・私、僕、俺
二人称・・・あなた、きみ、あなたたち
三人称・・・太郎、花子、彼、彼女、田中、佐々木etc…
数年前まで私は三人称で小説を書いていました。
こんなかんじ↓
『芹沢行宏は、とあるメディア系会社に勤める入社三年目の若手社員である。体育会系でガタイの良さと元気が取り柄だ。』
しかし、三人称で書いた小説がなんとなく気に入らなくて、文章が下手な人が小難しい言葉を使って無理して書いているみたいな文体が嫌になって、それからずっと一人称で小説を書くようになった。
こんなかんじ↓
『僕は、とあるメディア系会社に勤める入社三年目の若手社員だ。取り柄といえば、ガタイの良さと元気がいいことくらい』
そしたら、三人称で小説が書けなくなってしまった。完全に書き方を忘れてしまったのです。
小説家志望なのに三人称が書けないとか、致命的ですよね。どうにかして三人称の書き方を思い出そうと、最近焦っている。
過去に自分が三人称で書いた小説を、もう一回書き写そうかと思っているが、自分が書いた小説なんか下手くそだから、やめた方がいいか。
大槻ケンヂは、小説の書き方を学ぶために中島らもの小説を書き写したらしいですね。うちに中島らもの小説がたくさんあるけど、彼の文章はあまりに高度すぎて参考にならない。(中島らもは小学生の時IQ185あったらしい。それを書き写して小説の書き方を学んだ大槻ケンヂも相当な知能指数だとわかる)
ちなみに躁鬱病になったときの中島らもはIQ70だったとか・・・(異人伝 中島らものやり口より)
小説家志望のみなさんは、何人称で小説書いているんだろう?当然みんな、一人称も三人称もどっちも書けるのだろうな・・・
誰の小説を書き写すのがいいんだろう。
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