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貧乏自慢する人は・・・。

職場で飲み会があった時など(最近は時節柄あまり機会はないが)お酒がすすんでくると、おじさま方の中には昔の貧乏自慢をする人がいる。
「学生の頃はお金がなくて水だけで3日間過ごしたことがある」とか
「インスタントラーメンを3人で分け合って食べた」など、それこそ武勇伝を語るように、声高らかに笑いながら話してくれる。

その心理って何だろう?と考えたことがありました。
というのも、私の夫が子どもに昔の貧乏だった学生時代の話をするから。
夫はお酒が飲めない体質なので、お酒のせいで(はずみで)昔の武勇伝を語っているわけではないようです。

自分の恥ずかしい一面を披露するのだから、サービス精神があるのは確かだと思います。
しかも決して辛気臭くならず、自虐ネタとして笑いを取りにいってるところが伺える。

それから昔の貧乏だった自分と、現在の自分と比べてのギャップを語りたいのかも?!
成功者とまではいかないが、少なくても昔のように食べることには困っていないのだから、自画自賛的な側面もある様に思う。
頑張ってきた自分を認めてもらいたいといった承認欲求もちらほら感じます。

相手と自分との価値観の距離を測る手段として、笑い話にした貧乏自慢を使うこともあるのかも知れない。
自分の素の部分をさらけ出すことによって相手との距離がぐんと縮まったり、警戒心を緩める糸口にはなりそうです。
これは営業職のサラリーマンが良く使う手段なのかな?!

とはいえ、20歳代の息子たちには少々ウザい父親という印象になっているっぽい(笑)
父親であってもそれなりの礼節を持って接している息子たちだけど、昭和臭い貧乏自慢はちっとも面白くないようです。
バブル時代を知っている世代と、氷河期といった貧しい日本で生まれ育った世代との違いでしょうか?
貧乏話はもはや自慢話にも笑い話にもならないのでしょうね。





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