始めて書いたエンディングノート(#未来のためにできること)
先日、夫が檀家のお寺で催された餓鬼道に参加してきました。
施餓鬼とは、餓鬼道に転生した魂や、供養されずに無縁仏となった霊魂などを供養するために開かれる法会のことで、お盆の時期に毎年行われています。
コロナ以前は、檀家同士のコニュニケーションの為にも会食を交えていましたが、コロナ以降はそうした場はなくなり、記念品を頂いて帰るようになりました。
今回は折詰弁当とエンディングノートを頂いて帰ってきました。
「エンディングノートなんてお寺らしいな」と夫は笑っていましたが、プレシニアな私は興味津々。病気や事故にいつ遭遇するかわからないし、まして災害大国日本に居住しているのです。まさかの時の為の備えのひとつして、水や食料の備蓄と共に、離れて暮らす家族へ宛ててエンディングノートも必要かもしれません。
試しに書いてみることにしました。
まず基本的な名前・住所・性別・血液型・掛かり付け医や病歴・常備薬など、個人情報から書いていきます。
そして保険や貯蓄に関する情報から、延命治療希望の有無。
免許証やマイナンバーカードの仕舞い場所と、パソコンやスマホなどの基本情報からアプリなどのパスワードまで、今の自分にとっての覚書にもなっていて、単純に便利だなと感じました。
次に大切な人へのメッセージやお葬式についての希望へと書きすすみます。
エンディングノートは法的なものではないので、家族への財産分与など、しっかり決めておきたいことがあれば、別に遺言状を残した方が良さそうですが、自分の希望を伝える為の手段として、とても便利なアイテムだと思いました。
何より、愛する家族や友人たちに、感謝の気持ちや言葉を伝えることが出来るというのが嬉しいと感じます。
それは残された家族にとっても同じはずで、故人の最後の言葉というのは、思い出と共に忘れ得ぬ大切な記憶となるからです。
今回初めてエンディングノートを書いてみて、自分自身と向き合い改めて『自分』という人間を知る機会になったのと、気持ちの整理が出来たように思いました。