【Apex Legends】全キャラ2000ハンマー取ったので次にやることを考える

先週ぐらいの話ですが全キャラで2000ハンマーを取りました。めでたい。
シーズン5での引退期間とそこからのリハビリ2週間を除くとFPSを始めてからここまで大体3ヶ月というところでしょうか。

2000というダメージは最大ダメージとして見るとかなり少ないですが1試合のリザルトとして見れば決して少なくはないダメージ量です。

「コンスタントに人並みの火力が出せる」ということの一定の指標にはなるだろうということでインファイトを磨くついでの目標にしてましたが、結構時間かかりましたね。

残り4枚ぐらいになるとほぼ毎日のペースで2000ダメージは出せるようにはなってたんでもっと早く達成出来たような気がしないでもないですが、シーズン6で復帰してからというものモチベーションの低い時期がそれなりに続いていたのでやっぱりこんなもんですかね。

1. 目標設定の話

PvPをプレイする時、私はいつも長期的な目標と短期的な目標の2つを設定するようにしているんですが最近この短期的な方の目標がなんというか宙ぶらりんな感じです。

大抵の人はこっから全キャラ3000ハンマーあたりを今度は目指すところなんでしょうが、私はというとあいにく全くその気がありません。

実際プラウラー＋ボルトで一生インファイトしてるだけでも2950ぐらいのダメージは普通に出てるんで稼ぎに走れば3000ハンマーは取れるでしょうけど、今それやってもどうせ上手くならんでしょというのがその理由です。

私の場合そもそもバッジにあまり執着がないので、正直立ち回りを見直すでもなくそんな暇なことしてる時間があるならもっと自分の上達にベクトルを向けたことがしたいです。

だってなんで私がPvPやるかって言ったら「上達すること自体が楽しい」っていうのと「上達して今まで見上げてた連中をブチのめすのが楽しい」の二つに尽きるからですもん。

特に後者は後からFPSを始めた我々初心者だけに味わうことを許された特権とも言える蜜の味です。バッジなんか何枚ブラ下げたところでそのどちらも満たしてはくれませんし、このタイミングで稼ぎに走るというのは「最短距離で上手くなる」という自分のスタンスにも反します。

つまり私が欲しいのは1on3を捌くポジション取りの判断だとかそういった具体的な手応えを感じられるものであって、バッジとはそれ自体をあまり目標に掲げるようなものではないわけです。個人的に爪痕を除くバッジはそれらを身に着けていく過程で後から勝手に付いてくるものだと思っています。

2. 次のステップの話①

じゃあ何を目標にするかという話に戻るんですが、色々考えた結果

「被ダメージを減らす」ことに決めました。

具体的には味方のカバーが出来る射線の保持とオブジェクトを活用した頭出しを徹底していきます。

今までは敵が弱いのをいいことに強ポジを投げ捨ててリスクを承知でもう一歩詰めることも結構多かったんですが、まずこのクソムーブを卒業して敵味方の行動を予測した射線取りとヘルスにダメージを通させないアーマー分のHPだけで勝つ立ち回りを目指します。

逆に攻撃面に関しては一旦区切りにすることとします。最近はもうbot撃ちで得るものが少なくなってきているのを感じるのと、あとはリコイル制御が自分の理想とする水準にそこそこ近づいてきたのでとりあえずもういいかなと。

というかたぶん防御力が上がれば火力の方も勝手に後から付いてくると思うので、あとはもう実戦あるのみですね。当面の間ダメージを追うことは忘れようと思います。条件反射的な確殺もいい加減卒業しなければなりません。

ちなみにリコイル制御に関してはこのぐらい出来るようになりました。
上の動画は「バレルなし＋120mの的に命中率ボーダー70～80%以上を5回連続で成功させるまで続ける」という自分がトレモでよくやる遊びなんですが、やると分かりますがバレルなし拡マガLv.3で5連続となるとまぁまぁ高難度です。

このリコイル制御に関してはもう自分の中で修得までのステップなど全部言語化出来てるんで、気が向いたらまた解説でも出すかもしれませんね。

3. 次のステップの話②

アシストなしでこのぐらいの芸当が出来るようになると動画の最後のようなショートレンジで体を出し合う1on1なんかは先撃ちされない限りまぁまぁ負けなくなります。大体1マガジンで倒すか、悪くても瀕死には追い込めるでしょう。

それ自体は喜ばしいことなんですが、同時に「だから自分の立ち回りはダメなんだな」ということが今回録画を見返しててやっと分かったんですよね。被ダメを減らそうと思った一番の理由はここにあります。

つまり結局対面のエイムでどれだけ圧倒出来ようとそれだけで倒せるのはいいとこ2人までですから、ここから先のステップへ進むにはもっと周囲のオブジェクトを活用する必要があるということにようやく気付いたわけです。

何を当たり前のことを思うかもしれませんが、ザファル先生の言う「高尚な詩を理解せぬまま～」「修得と体得とでは次元が違う」のくだりの意味するところは正にこういうことなんですよ。私自身頭では分かっていたつもりでいてもその理解がまるで浅かったのです。

こういう唐突に自分が上手くなった／上手くなるための何かを掴んだことを実感する瞬間があるのがやっぱりPvPの面白いとこですね。PvEや技術介入度の低いゲームなんかじゃあこのカタルシスはそうそう得られません。

FPSを始めたばかりの頃は3000ハンマー＝中級者ぐらいに考えていたのが最近じゃもう4000ハンマーの3～4枚も取ってようやく中級者なんじゃないかぐらいの意識になり、見える景色もずいぶん変わりました。

「エイムより立ち回りが大事」という言葉の意味するところの入り口にようやく私も立つことが出来たと考えると中々感慨深いものがありますね。めでたい。