freeeを使えば記帳を効率化できる(取引テンプレート)
こんにちわ、皆様と一緒に成長していく公認会計士・税理士のガッツです。
6月15日の記事で、銀行データやクレジットカードデータをfreeeに取り込めば記帳を効率化できるお話をさせていただきました。
銀行データやクレジットカードデータを取込できない場合でも、記帳を効率化できる方法として、freeeには「取引テンプレート」というものがあります。
今日はその機能を紹介したいと思います。
1.記帳に必要な入力とはどんなものがあるのか?
記帳に必要な入力項目はどのようなものがあるのか改めて振り返りたいと思います。
以下のような情報がなければ、仕訳は入力できないです。
・勘定科目
・どこから払ったのか(入金されたのか)
・日付
・金額
・相手先
・内容
・消費税区分
言い換えると、何らかの方法で上の情報を入れる必要があると理解いただければと思いますが、これだけみると、たかが1個の領収書を入力するのにこんなに入れないといけないのかと嫌になりますよね。
2.取引テンプレートという機能を使えば、入力項目をあらかじめ入れることができる。
少しでも入力を楽できないかなあと考えたいものです。
その一つが銀行データやクレジットカードデータの活用ですが、それができない場合、取引テンプレートというものがあります。
画面で示します。最初にテンプレートをセットすれば、入力項目をものすごく減らせるんですということが分かってもらえるかと思います。
毎月、阿波銀行から、あのねのねという家主さんに、駐車場代10000円、家賃90000円を支払っているという例です。
3.どのような事象に取引テンプレートを設定すれば有効なのか
・銀行データやクレジットカードデータの活用ができない場合(ただし、応用編があるため、それは後日またの機会に)
・毎月同じものが発生する(家賃の例なんかがそれ)
・頻繁に発生する(毎月、建築工具をコーナンで買っているとかであれば、建築工具用のテンプレートを設定すればよい)
4.取引テンプレートは一部の項目を設定しないこともできます。
画面の例みたいに、毎月定額で発生する家賃とかだと、日付以外はすべての項目を設定できます。
しかし、コーナンで建築工具を買うというのであれば、「コーナン」「現金で払う」「建築工具」「消耗品費」「消費税10%」というのは固定できると思いますが、金額はまちまちだと思います。その場合は、金額を0で設定しておき、個別の仕訳を入れるときに、金額と日付をいれることもできます。
(コーナンで買うと限らない場合、コーナンととりあえずテンプレートはいれておいて、個別の仕訳を入れるときに、コーナンから変更することも可能)
一から記帳するのは大変です。
少しでも楽したい(楽することを経営するうえで考えるべき)ですね。
どういう効率化する手段があるのかわからないとか、どういう設定が効率的なのかは、freeeを使ったことのある専門家に相談されるとよいかもしれません。
うちの事務所でも関与の初期にそのような相談を事業者様と一緒にしていっています。
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