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葉っぱのフレディ-いのちの旅- / レオ・バスカーリア#10 芸術はわたしを救う

大切にするのは、
○匿名性
○だれも傷つかないこと
○考えを押し付けないこと
○自分たちのなかにある、『患者さん』や『患者さんを支える人』のイメージに囚われないこと

……………

こんにちはリナタです。

今回ココロを支えた芸術を紹介してくださるのは、24歳のとき、お母様が大腸がんを経験された「わたし」さんです。


あなたを救った絵本

葉っぱのフレディ-いのちの旅- 
/ レオ・バスカーリア (訳 みらい なな)


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いつ頃支えになってましたか?

母を亡くして数年経った頃から。
特に最近、支えになっています。


それはどんな時期でしたか?

子育てでうまくいかず、終わりの見えないトンネルに入り込んだみたいなった時期で、自分のことを責めていました。

なぜか母に対する後悔も重なり、苦しい気持ちが続いていました。


なぜ救われたんですか?

母の死の捉え方がうまくいかず、急にどうしようもない寂しさや後悔に襲われることがたまにありました。

そんなとき、「葉っぱのフレディ」の存在を思い出します。


この絵本、実は、母がまだ元気で病気になる前に紹介してくれていたんです。

紹介された当時、わたしは一人暮らしをしており手元に絵本がありません。

普段ならわざわざ絵本を買うことなかったけれど…なぜか言われるまま買っていました。

でも、ずっと読んでいなくって。笑

読んでないけど近くにある、みたいな感じでしたね。


読んでみると、母親自身からのメッセージのように感じる内容です。


病により死が近づいたとき
「まだ死にたくない私たちの成長を見守りたい」
と思っていた

でも「短い人生をわたしたち三人の子どもと共に、いろどり豊かに過ごせた。」


そんな風に考えていたのかもしれません。


私にとっての太い柱である母がなくなってしまい、キツかったです。

キツかったけど、今までもらった愛情を胸に頑張っていけそうな気がしました。


絵本を買ったことも、買ったのにずっと読まずにいたことも、ふと開いてみたことも、全てが偶然であり必然だったんでしょうね。


母の死を前向きに捉えられるきっかけになりました。



……

今回の「わたし」さんは、がんを通して『ココロに残ったコトバ』も紹介してくださいました。

ぜひご覧ください。


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