「企画書」下書きから見えてきたもの
kindle出版なんでも相談会の2回目は、書いてきた企画書の下書きを見せ合う会でした。手書きで何枚も書いてきた人もいれば、「気持ちが固まらない」と、まだ書いていない人もいらっしゃいました。でも、書けてなくても頭の中にはたくさん詰まっていたんですよ。話してもらえばわかるんです。書くことでも、話すことでも、気持ちは整理できるんです。
プロフィールをブラッシュアップする
「本の内容に関係ある経歴を中心にする」
「権威付けができるようなもの(資格など)を入れる」
などをポイントにするようにしてくださいね!とは申し上げましたが、
「選べないから全部書いてきちゃった」人あり、「思いつくまま、徒然なるまま」で、年表形式になっていない」人あり。
でも、いいんです!下書きですから。ここからブラッシュアップです!
たくさん書いた人には、「ここはプロフィールにして、ここはあとがき に使いましょう!」と内容を2種類に分けました。捨てるところは一つもなかった!
足りない人には、「これはどんなコンクール?正式名称わかる?」「これはどこで習得したの?」「その講座はいつから始めたの?」など、書いてある内容をどんどん膨らまして、形も年表風に整えて行きました。
プロフィールは、その人の人生の道のり。説明を聞きながら、どこに転機があったのか、そのときどんなアクションを起こしたのかを知れば知るほど、
「ああ、この人にこの本を絶対書かせたい!」と心から思った! みんなすごい!
タイトルはたくさん考えよう
タイトルも、たくさん考えてきてくれた人、1個だけの人、いろいろ。
10個考えてきてくれた人には「これをタイトルにして、これをサブタイトルにして、これを帯文にする、というやり方もあるね!」と提案。
そして残りは全部、小見出しに使えるから、全部とっておこうと言いました。
タイトルに向くか向かないかは別として、自分が書きたいことを短い文で表そうとする努力はとても重要なプロセスで、頭の中にあるキーワードがどんどん出てくるはずなんです。
逆に、何をどう考えても1個しか出てこないこともありますよね。
そういうときは、どうしてそれしか浮かんでこなかったのか、考えたプロセスを尋ねてみると、………何気なくお話しになる中に、たくさんのいいフレーズがあったんです。自分で気づかないだけで、答えは自分の中にあるんです!
タイトルもプロフィールも、まだ(仮)です。それでいいんです。とりあえず、(仮)でも、「こんな本を作るために、こういうプロフィールとこういうタイトルで行く」と決めれば、方向性が生まれます。悩まないで書ける。そこが大切です。
「話す」ことがもたらす2つの大きなメリット
お話を聞くうちに、「あ、それをタイトルにするという手もあるね!」「え、その仕事はいつから始めたの?絶対プロフィールに入れた方がいい!」など、どんどん具体的なアドバイスが生まれます。でも、溢れるコトバを生み出しているのは、自分自身なんです。人に話すことで、自分の頭の中がどんどん整理されていくし、悶々と過ごして出口のなかった気持ちも、コトバになってちゃんと出てくる。
もう一つの「話す」メリットは、自分では「これでいいのかな?」と不安な気持ちを、「すごい!」「素敵!」と認めてもらうことで、自信を持って進めるようになること。これ、効果大だと思うんです。
だって、皆さん最初は「これだけしか書けなかったんですけど」「全然まとまらない」「言いたいことはこういうことだけど、これじゃ本にならないですよね」などと言いながらちょっとうつむき加減だったのが、相談会が終わる頃には満面の笑顔になって、「頑張ります!」「今度までに書いてきます!」「なんか勇気湧いてきた!」とすごく前向きで元気。こちらまで笑顔になります。
「0」を「1」にするのは、あなた
私はいつも言っています。「0」を「1」にできるのは、あなたしかいない。あなたの中にしかない気持ちをコトバにしてください、と。
「1」にさえしてくれれば、私が、それを100にでも1000にでも膨らませ、整えて差し上げます、と。
だから、表現や形式などに拘らず、胸の中にある思いを全部書いてきて、と。順番なんか気にしないで、書けるところから書いてみて、と。
次回もとっても楽しみです。
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