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最近調子がいいのはなぜか。無職による考察

みなさんこんにちは。

統合失調症で無職のがむと申します。

最近僕はもの凄く調子がいいです!

どのように調子がいいのかというと、例えば慈しみの心が芽生えて人に感謝できるようになったり、エネルギッシュに行動できるようになりました。

調子が悪い時はこの自分を取り巻くあらゆる事柄が気に食わず、イライラしていて寝てばかりいましたね。

ようやく自分という物語の新章に突入したのかと思いワクワクしています!

そこで、今回はなぜ無職の僕がこんなにも調子が良くなったのか、自分なりに考えた結果を発表したいと思います。


①身口意一致という教えを実践したから

冒頭で書いた通り、僕は最近調子が良くなって人に感謝ができるようになりました。

体調が良くなると自然と気を使えるようになるのは当然のことです。

逆に不調だとそんな周りに気を使える余裕はなくなってしまうものだと思います。

ですが僕の場合は調子が悪い時でも、【人々が幸せでありますように】と思ったり、感謝の言葉を念仏のように唱えていました。

そのおかげか、調子が悪い日でもお風呂にすら入れないほど体調が悪いということはありませんでしたね。

話は変わりますが、1200年前に存在した日本の僧侶 空海は身口意一致という言葉を残しました。

身口意一致とはどういうことか。

簡単に言ってしまえば私たちの身体、心、言葉は常に連動していて、どれか一つ変化すると残りの二つもそれに応じて変わるという教えです。

例えば

【疲れた疲れたと言っていると体が重くなり心も疲弊する】

【体がこわばっていると心も緊張してくるし言葉も出づらくなってくる】

【心で他人のことを悪く思っていると体もダルくなり口調もとげとげしくなる】

このように私たちの心と体と口は自然と気づかぬうちに連動しているのです。

そう考えると、たとえ調子が悪くてネガティブな感情が渦巻いている時でも、ストレッチをして体をほぐしたり「ありがとう」とか「愛しています」とかいい言葉を口にすることは効果があるのかもしれませんね。

②人と関わり、そして人をおもいやったから

上記の項目と被るかもしれませんが、人と関わり、そして人をおもいやることで調子が良くなった気がします。

働いている時はあまり調子を崩さなかった。
であるならば無職であることが調子が悪い根本の原因である。

そう考えた僕は、精神障害者が通う施設【就労移行支援事業所】に体験や見学に行きまくりました。

その結果どうなったかというと、明らかに調子が良くなっていった実感があります。

就労移行では説明を受けたり見学をするだけでなく、プログラムへの参加もしました。

僕が体験した日はちょうどコミュニケーション講座のプログラムをやっていました。

座学だけでなく、他の利用者さんたち5人と輪になってテーマを決めずにトークをするという時間も設けられ、僕も例外なくそこに参加することになります。

もちろん周りを見渡しても全く見知らぬ人ばかりです。

最初は緊張もありスタッフの方が「じゃあみんなで輪になって会話してみましょう!」というまでは、踏ん切りがつかず、嫌だ嫌だと心の中で駄々をこねていました。

しかしぶーぶー垂れていても仕方がないので、覚悟を決めてみんなとの会話を始めます。

"覚悟を決めた”というのが良かったのでしょうか、いざ輪になって話し始めても物怖じせず堂々と話すことができました。

例えばみんなからトークテーマが出なくて会話が詰まった時、僕の方から個ここの就労移行はどんなところがいいですか?と話を振ったりました。

そうすると一人一人そのことについて嬉々として喋ってくれてとても嬉しい気持ちになりましたね。

会話の中で意識したのは一つ。”相手のことを考える”です。

どういうことかというと、笑顔で相手の話に耳を傾けるということを徹底しました。

すると結果的にその場の空気が良くなったような感覚に陥りましたね。

その日は寝る直前まで幸福感でいっぱいで、とても心地よかったです。

やはり覚悟を決めたことが良かったのでしょうか。

そうであるならば、常に覚悟を決めて生きていこうと思います!

③薬の量が減ったから

さて、僕は冒頭でお伝えした通り統合失調症を患っています。

統合失調症は慢性の疾患で、一生毎日薬を飲み続けなければなりません。

そんな僕ですが、今月になって薬が減りました。

具体的になにがどう減ったのかと言うと、抗精神病薬とされている【インヴェガ】という薬が9mgから6mgに減りました。

減った時はとても嬉しかったです。

実をいうと、この薬は発病してからずっと飲んでいたというわけではなく、入院して病状が安定した時から去年の11月まで【オランザピン】という薬を飲んでいました。

しかし、医師から「そんなに副作用がつらいなら薬、変えてみる?」という提案がありインヴェガに変わることになったです。

最初はインヴェガを6mgから飲み始めました。

薬を変えてからは、オランザピンを飲んだ時よりはるかに調子が良く、まるで生まれ変わったようでした。

しかし薬を変えて4か月を過ぎたころ、突発的かつ一時的に死にたいと思ったり、逆に事務仕事をやっているときに何故か快楽物質が脳内でドバドバ出ている感覚があったりと、ちょっとおかしいなと思うことが増えたため、インヴェガを9mgにして変えてもらうことになったのです。

9mgになってからは一気に潮がひくように感情の起伏はなくなりましたが、なくなりすぎて嬉しいことや楽しいことが起きた際にもあまり快楽を感じられず、退屈だと思うようになりましたね。

そのため今月、思い切って主治医にインヴェガの量をもとに戻してもらうよう打診しました。

渋々といった様子でしたがなんとか減らしてもらえました。

薬を変えた翌日から今までの不調は何だったんだと思うほど調子が良くなりましたね。

既に今日で薬を変えて一か月くらいが経とうとしていますが、波はあるものの以前よりかエネルギッシュで頭の回転も速くなった気がします。

このままの状態を維持できれば僕としては万々歳ですが…一体どうなるんでしょうかね。

④マインドフルネスをしたから

さて、長くなりましたがこれが最後の項目になります。

最後皆様にお伝えしたいことは、”マインドフルネス"です

マインドフルネスとは”今ここに集中する”という意味があります。

いまいち言っている意味が分からないと思うので、今から解説していきますね。

”今ここに集中する”というのは、例えば歩いているときや家事をしているとき、食事をしているときなど今自分がしていることに意識を向けるということです。

家事を例にすると、食器を洗っている最中【これ終わったら何しようかな】とか【明日の仕事嫌だな】とか雑念が浮かんでは消えてを繰り返すと思います。

そんな時皆さん行ってもらいたいのは、雑念が出てきたなと思ったらイカンイカンと思って食器を洗うことに意識を向けることです。

水や洗剤、食器の手触りに意識を向けることもいいですし、どうしたら効率的に食器を洗えるかな?と考えるのもいいでしょう。

最初は今ここに集中するという感覚がつかめないかと思いますが、何回かやっているうちに必ずできるようになりますよ!

このマインドフルネスによって何が得られるのかというと、自分を客観視する能力が身に付きます。

難しい言葉に言い換えるとメタ認知能力というやつです。

例えば、仕事で上司からこっぴどく怒られたとしましょう。

そんなときメタ認知能力がない人であれば
「こんなに怒られるのはきっと自分が無能だからだ」や「どうせ周りの人も影で私を笑っている」などと悲観的にとらえてしまいます。

しかしメタ認知能力が鍛えられていると、上司から怒られた際にも

「こんなに上司が怒っているのは私だけの問題ではなく、もしかしたら上司の調子が今日悪いとか相手に原因があるのかもしれない」や「毎日怒ってばかりいる上司だから、周りの人も私を気の毒に思っているはず」などと客観的に物事を分析することができ、ストレスを正面から受けることも少なくなります。

つまり、このメタ認知を体得さえすれば、何かショッキングなことが起こった際にも感情に流されることなく冷静な判断を下すことができるのです。

ちなみに僕は今年の2月からマインドフルネス瞑想を朝晩10分ずつやっています。

最初は効果を感じられなかったですが、最近になって怒りを感じたときに

「僕は今怒っている。その理由は○○ということが起こって、こういう風に感じたからだ」

と自分を客観視してすぐに落ち着くことができるようになりました。

他にも自分が悲観的な考えに支配されたときは深呼吸したり体を動かしたりという発想が出てきて、ぐるぐる同じことで頭を悩ますことが少なくなりましたね。

こんな風に、マインドフルネスは良いことずくめなので、是非みなさんも生活の中に取り入れてみてください!

⑤まとめ

さて、ここまで長々と自分がなぜ調子がいいのかを語ってきました。

最後に、実践したことをまとめると

①身口意一致の教えを実践したから
②人と関わり、そして人をおもいやったから
③薬を変えたから
④マインドフルネスをしたから

ご覧のように、僕は調子がいい理由を4つに絞って出してみました。

もちろん他にも調子がいい要因はあると思いますが、挙げたらキリがないですし、多すぎると僕の頭が混乱してしまいますので止めておきましょう。

ちなみにこの記事を書き始めた当初(1週間前)はとても調子が良くて天にも昇りそうな気分でした。

しかし、まとめの項目を書いている今の気分としては

「やばっ人生超楽しい!!」

とまでは思ってはいません。 とはいえ

「気分最悪…人生つまらない…」

とまでは行ってないので、まさに低め安定といった感じです。

調子がいいのにかまけて、動きすぎて疲労が蓄積した結果こうなっている。

ということも大いにあり得るとは思いますが、やはり僕の結論としては

調子がいい時もあれば悪い時もある。

ということではないかなと考えます。

つまり理由のない気分の高揚や落ち込みは、人間には到底知りえることのできない【波】によってすべてコントロールされている。

と僕は結論付けました。

まぁこれを結論に持ってきたら、長々と書いた4つの理由が水泡に帰すかもしれませんがね。

さてこの記事はこれで終わりです。

他の記事でも統合失調症で無職の僕が、思ったこと感じたことなんかを書いていますので興味がある方はぜひご覧ください!

最後まで読んでいただきありがとうございました。

また次の記事でお会いしましょう!












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