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無料ブログの独自ドメイン化の是非を無料ブログ・WordPress・noteの比較表から考察する(WordPressでは書けないブログ運営論#18)

今日、ある無料ブログの記事を偶々見ると、無料ブログで有料プランを導入したのに、あえて独自ドメイン化せずに運用することについて書かれていました。
どちらがいい・悪いを書くつもりはありませんが、自分の感覚では独自ドメインを使うメリットが物凄く大きいので、こういう考えもあるのかと思いました。

Jireh GibsonによるPixabayからの画像)

無料ブログ・WordPress・noteの比較表

以前このnoteでは何度かブログ・WordPress・noteについて比較してきました。

改めて独自ドメインなし無料ブログ・独自ドメインあり無料ブログ・WordPress・noteの比較をするために表を作ってみました。

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細かすぎて見づらいので上の表を2分割しています。内容は同じです。

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独自ドメインなし無料ブログの評価

自分の感覚ではやはり検索結果上位2件表示の縛りがきついため、独自ドメインなし無料ブログのまま運営するのは厳しい評価です。

例えば、ある検索キーワードで検索したとします。検索結果を見てみると、同じドメインの検索結果は2件までしか表示されない点に気付くと思います。(似たような検索結果で2件以上表示される等例外はあります。)

これは検索エンジンの仕様です。多様性を高めるために、同じドメイン元からの検索結果の数を制限してその分、色々なサイトやブログを表示しようということです。

無料ブログではサブドメイン形式にしろ、サブカテゴリー形式にしろ、ユーザーから見ると違うブログでも、検索エンジンから見ると「同じドメインのサイト」と見なされるため、無料ブログ同士の順位競争に勝たないと上位表示はされないということです。

独自ドメインなし無料ブログでは、長期的にもリスク対応できておらず、ブログ会社の方針変更やサービス停止等の事態に弱いです。
最低でも独自ドメイン導入しておくと、いざというときかなりのリスク軽減になります。
独自ドメインなし無料ブログは、本当にそのブログが好きで、且つブログを費用をかけずやりたい、という人などに限られると思います。
例外的には、WordPressを含むブログを幾つも運営していて、実験的に行う場合でしょうか。

独自ドメインあり無料ブログの評価

恐らく現状で最もバランスがいいブログの運営方法です。
検索結果を狙うやり方と、コミュニティ内部でアクセスをもらう二通りのやり方が考えられます。
どちらも狙えますが、今のように検索結果を個人ブログで狙うことが厳しくなっているのであれば、コミュニティにより特化していくなど、運用も柔軟に変更できます。
長期的にも独自ドメインを導入しているため、最低限のリスク対応はできています。
できれば、無料ブログとは別にWordPressサイトを一つテスト的に運用しておき、やり方に慣れておくと安心できます。

WordPressの評価

WordPressの評価ははっきりしています。
初動や運用が少し大変でドメインエイジが必要、長期的に運用リスクが低いことです。
お金とある程度の手間がかかるため、「本気勢」用のブログといえます。
但し、Web広告に依存するスタイルなので、以下に書いているようにGoogleコアアップデートの影響や広告単価の下落等の影響が大きいため、今後も同じスタイルで運用していくかどうかの方針変更に迫られています。
他には、移行作業は簡単ではありませんが、独自ドメイン化した無料ブログの移行先の受け皿としても機能しています。

noteの評価

独自ドメインを導入し辛くWeb広告も掲載できないなど短所が大きく、決済やオンラインサロン的な仕組みが導入されており、SNS的な特性とマネタイズに特化した両面を持つブログです。
noteは検索結果上位も普通に表示されるほどドメインが強いですが、それよりも如何にnote内の競争で勝ち抜くかの方が求められます。
上手く使える人と使えない人の差が大きく出そうです。
自分も試行錯誤中ですが、一般層に認知度が高まってきており、アクセス人数も大きく、今後に非常に期待が持てるプラットフォームです。

note proの評価

独自ドメイン化のために月額5万円のnote proが必要なため、個人向けではありません。企業やメディア向けのプランです。
今後、プラン価格の変更で独自ドメイン化が数千円になれば視野に入ってきますが、現状ではそれほど考える必要はないと思います。

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