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組織のカギは副将が握るお前の持論だったな by 黄泉


幽遊白書:18巻56Pより引用
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ただただエッセイとしてだらだら書いてみる

幽遊白書の後半で黄泉が蔵馬に対していうセリフです。
子供の頃にはとくに意味もわからず、雰囲気をかっこいいと思っていましたが年齢を重ねる毎にこの言葉は自分にとって価値をましていくことになります。

リーダーの影響は大きい

これまで多くの組織で働いて来ました、とくに直近ではその会社のリーダーである社長と一緒にプロジェクトに取り組む事も増えて来ました。
どの方々もエネルギッシュで非常に面白い方々でしたが当然、クセの強い人たちばかりです。
そして会社の立ち上げを行った彼らの影響は組織の随所に現れ非常に大きな影響力をもちそれぞれの考え方やクセを大きく反映しています。
その中で副将つまり組織の中で社長の次に偉い人がどれほど影響力を持っているかで組織の多様性は大きく違ってくるというのが現在の自分の結論です。

任せられる人との出会い

副将が大将の意思決定に影響する組織は多様性があり、権限委譲が行われやすい。
これは任せる事が出来ると思える相手と出会う事が大事なのか、任せる事が出来る社長の器が大事なのか、正解は知りませんし、どっちもあると思うんですがその存在がいる事で組織としては大きな変化がはじまると思っています。
なぜならば社長が非常に優秀で任せる相手がいない場合、とても早いスピードで成果が出る、成長するという事が起こる反面、社長のイエスマンしかいない状況を作りやすくなってしまいます。
そうすると社長の能力が組織の限界となる事もそうですが、それよりも課題となるのは成長が早いほど、成果が大きいほど、社長が優秀であるほど、働く人が機械みたいな状態になります。
創意工夫は生まれにくく、言われた事をやる人たちのあつまり。
うまくいくならそれはそれでありですが、個性的な方々にとっては魅力ない職場の出来上がりです。

副将選びの重要性

ただ社長にとって任せられる存在がいればいい、、、という話でもなく幽遊白書の中でも黄泉の副将である鯱が保身の為なのか有能な幹部候補を暗殺を繰り返し組織の成長を阻んでいたような捉えられる事が描かれています。
このようケースも実際に発生すると非常に不幸な状況を招きます。
社内政治的に描かれるストーリでこういった事を題材にしているケールもありますが、組織のプラスより派閥や特定の人間のプラスを優先する状態。
会社の場合さらに顧客より、特定の役職者のプラスを優先する状態すらありえるのが不思議です。
余談ですがとあるリテールの会社で役職者が現場に言ってもスタッフは挨拶しないように決めているという事を聞いた事があります。
お客様がいらっしゃっているのに会社の上役の優先してもてなすことを求めるのはおかしい事だ、と言った意味合いだったんですが非常に感銘を受けた記憶があります。
これとは逆に副将がそのポジションを守る事を大事にし始めると組織はとたんに正しい成長を阻まれる事になります。
ただロジックとしては理解出来ても、その当事者の立場になると難しいだろうとも思うところです。

組織の形

基本的に役職なんて仕事の範囲と決裁権、役割に関する決め事なので人としてどっちが偉いとか下田とかではないんですが、ピラミッド型の上下がある組織設計になるとどうしてもそういう風に受け取ってポジションを取りたがる人が発生します。
たぶん、コミュニティーを作る生物の遺伝子的特徴を受け継いでいるんだと思いますが、戦国時代でもない現代においてポジション争いで殺される事もないですし、何が本当にプラスになるのか合理的に俯瞰して考える事が必要だと感じます。
今はフラットな組織、役職階級を少なくする組織も増えて来ているので、組織規模に応じた最適な形については適切なものを選択する重要性、効果がよりわかりやすくなってくるのではと感じています。

何が自分にとってプラスなのか

自分がチームをもっている際に自分のチームからどんどん昇進する人が生まれる事が理想だと思っています。
ただ人を育てるなんて簡単に出来る事ではないので、出来る事はその人の良いところがより活かしやすい環境を整える事、ほとんどの人が得意と不得意両方あるので得意を活かしやすい環境を作る事がチーム作りの基本だと思っています。
これから年をとっていく過程で鯱のように自分のポジションをまもるようなスタンスにならないよう自戒の意味も含めて幽遊白書を定期的に読み直したいと思います。
本音はただ面白いだけですが。

副将として活躍したい

これまでもそうなれるよう努力して来たつもりですが、なかなか組織の代表にとって組織にとって理想の副将にはなれていないですが、組織にとって副将の価値が大きいと確信がある自分としては、その価値ある副将となれるようこれからも挑戦を行なっていきたいと思っています。

筆者紹介

現在、都内ベンチャー企業で勤務
40代半ばの現段階で勤めた会社は8社目
ありがたい事に転職をする毎に待遇は上がって来ています。
最終学歴は高卒で、大学を中退したタイミングで小規模な広告制作会社の営業としてキャリアをスタートしました。
基本的には営業属性の仕事が多かったですが様々な業種に関わり、初めて転職した30代前半では苦戦の連続でした。
たまたま4社目の会社の仕事がハマって、そこから仕事の仕方が見えてきました。
これまでいろんな仕事をして来たなぁと思い、その中で記憶に残るものをまとめてみても面白いかなと思い、コレを書いています。

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