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短編小説

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自作の短い小説です。哀れな姿の自分を題材にしたものが多いです。
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ある青年の悪夢

ある青年の悪夢

苦しい。
息ができないまま、必死で足を運ぶ。
疲れ切った脚と酸素の減っていく血液のせいで、体は全然前に進まない。
視界はぼやけてくすみ、まるで80年代のセルアニメを見ているかのようだ。

否、本当は息を吸うことはできる。しかし、今息を吸えば…数秒前に急速に流れ込んできたあの枯葉色の気体を吸い込むことになる。命がないのは明白だし、想像するのすら憚られる苦痛の後に死ぬことになる。

脳の酸素が尽き、意

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白いメモ帳

白いメモ帳

久々にペンを握った。
ペンといっても、実際に握っているわけではない。今時わざわざアナログで書き物をする理由もない。だから正確には、「パソコンの前に座り、メモ帳を開いた」という方が妥当であろう。
どうしてこんなことをしているのかといえば、私がよく訪れるサイトの一つが、近く小説のコンテストをやるというので、物は試しと思って書き始めようとしたわけである。

しかしながら、特にあてもなくメモ帳を開いただけ

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