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【ゲームレビュー】Get'虫倶楽部 みんなの昆虫大図鑑ーーシンプルながらも丁寧な昆虫採集ゲーム

ゲーム名:Get'虫倶楽部 みんなの昆虫大図鑑
プラットフォーム:ゲームボーイカラー
発売日:1999年8月13日
開発元:株式会社ジャレコ

昆虫採集ゲーム

【いきもの収録項目数】
全310
動物0 魚0 水0 ハ両0 鳥0 虫0 古生310

 ゲームボーイのゲームで、「大図鑑」と言っているが、中身は昆虫採集ゲーム。しかし、昆虫採集ゲームでありながら300以上の昆虫を収録しているというなかなかに骨太なソフトだ。

網をつかった昆虫採集

 ゲームとしては、網、ピンセットなどのいくつかの道具を虫に合わせて選び、捕まえる。出てくる虫はシンボルであり、捕まえることでそのシンボルの詳しい名称が分かるようになっている。しかし、この虫を捕まえるのが難しい。飛び回っているものは素早いし、慣れるまでは網の当たり判定が難しい。最初プレイしたときは「これはバグでは?」「不良品つかまされた?」などの考えがぐるぐるしていた。しかし、他のプレイ動画を見て、「あ、難しいんだ」と分かり、そこからコツを掴んでなんとかなった。

 虫の出現は基本的にランダムであり、一番最後の珍しい虫になると本当に出にくい。この10種についてはどこで出るかの攻略情報があるが、本当に出にくい。めげそうになるし、実際にめげた(数種類未収集)。

 いきものとしては虫だけが310種類いる。
 登場する虫はドット絵で表現されているが、丁寧に描写されているように感じる。

エゾゼミ
オオムラサキ

 説明文は数行と短めであり、大きさが書かれている。

体長5~8ミリ
うすいオレンジいろのからだに、28このくろいてんがあるため、このながついた。

ゲーム内「ニジュウヤホシテントウ」の説明文

 同じゲームボーイの虫ゲームである『昆虫博士』シリーズとはまた違ったドット絵表現を見ることができるだろう。
 登場する虫については日本で見られる虫が多く、幻の虫シリーズが海外の虫となっている。そのため、プレイしていて見かけたことがあるものや聞いたことがある虫に出会うことが多い。

 攻略情報はあまり多くなく、プレイ動画もわずかしかない。上記にあげたもの以外で完走しているものを見かけていない。いずれ研究所で動画を作るなら、こういう動画でプレイが残されているものが少ないものをしたいと思う。しかし、ランダムで見付かる虫を探すだけの動画になりそうだから、動画としてはあまり面白くないかもしれない……。

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