カルチャーの守護神:制度を整え「機会を渡す」を実現する#夢中ing
「夢中になる」
その瞬間にはどんなエピソードやストーリーが詰まっているのでしょうか。
ゲームエイトスタッフの「夢中」な時間について迫る#夢中ing。第14弾は、執行役員コーポレート本部長の舘林亮太朗(たてばやし りょうたろう)さんが登場です。
「機会を渡す」への共感:コーポレートとしての役割
-それでは、自己紹介をお願いします。
執行役員コーポレート本部長の舘林亮太朗です。2019年8月に入社しました。コーポレート部門全体を管理しています。
-ゲームエイトへ入社したきっかけを教えてください。
採用面接で西尾さん(現会長)とお話しし、会社の理念や事業の目的に非常に共感できたのと、その後沢村さん(現CEO)や他のメンバーと会い、その情熱に触れたのがきっかけです。
入社の際、西尾さんとの会話で一番記憶に残っていて、且つ今でも西尾さんと会話する中でしばしば出てくるキーワードが、「機会を渡す」という言葉です。もう少し丁寧に補足すると、「事業を通じて、関わってくれたスタッフやユーザーに何かしらの機会を渡したい。メディアや会社が大きくなればなるほど、その機会を渡せる総量は増えていく。より大きな機会、チャンスを渡せると思ったから自分はこのプロダクトを始めてよかったと思うし、今でもそれを大切にしている」というものです。この言葉に非常に感銘を受けて、私自身も’機会を渡す’ということに対してコミットしたいと考えました。今もなお、迷った時にはこの言葉を思い出して業務に取り組んでいます。
-コーポレートとして取り組んでいることは何ですか?
会社で掲げているバリューの浸透およびバリューをベースとした各種制度設計、運用に取り組んでいます。根本的な思いとして、どのような会社でも、組織に対する考え方やスタッフのカルチャーが、最終的にプロダクトや業績に表れるものだと思っており、事業運営の延長としてバリューやカルチャーを捉えて、制度と向き合っています。例えば我々のようなコーポレート部門であっても、検討している制度が掲げているバリューに資するものになっているか、それをコーポレートとして夢中になって取り組めているか、について短期的な算盤勘定だけではない重要な意思決定要素の一つとして考えています。
特に私が大切にしているバリューとして、「夢中になる」というものがあります。夢中になってインプットをし、夢中でそれをアウトプットすることで、それが品質に表れ、ユーザーから、あるいは同僚から高く評価される。そして、その結果として次の「機会」を歩むことができるようになり、最終的に何かしらの形で個人にも会社にも恩恵として返ってくる。このように「夢中」によって生み出される価値が回るようにしていくのが、コーポレートとして取り組んでいる部分であり、自分のやりがいでもあります。
-夢中になるからこそ、成果を出すことができて次の道が開けるのでしょうね。
そうですね。「夢中になって仕事ができる」ということを無意識にできるようになることは、その他の劣後している能力を補うエネルギーを持っていると思っています。ゲームエイトはスタッフの年齢層も若く、私も含めてまだまだ経験不足である側面を抱えながらも、今日に至るまで成長を続けられている要因は、多くのスタッフが「夢中になって仕事ができる」ことが比較的得意だからではないかと考えています。
これは攻略記事を通じてゲームの楽しさをユーザーに伝えることだったり、社内の業務調整が気持ちよく部門間で合意されることにも通ずると考えています。
「機会を渡す」を持続可能にするステークホルダー循環図という考え方
-会社が大きくなってくると、こういったカルチャー等は薄まりがちな部分なのではないかと思いますが、ズレが生じずに成長できているのは何故ですか?
まず採用において、バリューやカルチャーに共感していただけるかどうかは重視しています。特に役割や責任が大きければ大きいほど、このバリューやカルチャーへ深く共感してもらい、それがより会社に浸透するようにリーダーシップを発揮していただくことが重要だと考えています。また、会社としても「機会を渡す」と言うだけでなく、制度として担保できるよう「ステークホルダー循環図」を提示して、この考え方に基づいて各社内制度を立案し、実行しています。
これは株式会社ゲームエイトにとって重要なステークホルダーを定義し、各ステークホルダーにどのようなプロセスで最適な経営資源を分配して、価値を感じていただけるか、そして、それは消費されるものではなく連続性を持って循環されていくことを示しています。これは初代社長の西尾さんが大事にしていた「機会を渡す」というものを、二代目の社長である沢村さんがしっかりと受け取り、経営におけるフレームワークまで落とし込んで行ったものだと考えています。
例えば、ゲームが好きなユーザー様がゲームエイトのライターにご応募いただき、最初はゲームへの興味だけだったのが、ゲームエイトへの就業体験を通して、ライティングやコミュニケーションスキルをつけていく。さらにその後、会計や法律等のビジネススキルも身につけていき、コーポレート、セールス、エンジニア、広告等、他のビジネススキルを磨きキャリアチェンジを果たす例が既に社内で数十件も生み出されています。またその他の職種においても、パフォーマンスが最大化されるための各施策を立て続けに実施しています。これらの恩恵はスタッフだけに止まるものではなく、ユーザー様により良いサービスを提供できること、引いては株主への利益還元にまで繋がっていきます。そして創出された価値によってメディア/会社の規模が大きくなり、新たなスタッフとの出会いにつながるという訳です。
この循環が回っているか、どこかで目詰まりが起きていないか常にモニタリングし、策を打っていくことが私のミッションです。
-社内における、’機会を渡す’ための具体的な制度について教えてください。
まず、ゲームエイトに入社された方なら誰でも参加できる「8校」という研修があります。これは、部長以上または専門職の責任者が講師を務める、様々なビジネススキルを学ぶための基礎プログラムです。分野ごとに開催されていて、毎回多くのスタッフが参加しています。
次に、基本的にスタッフ全員を対象に1on1制度を取り入れています。上長がなるべくきめ細やかにそのスタッフの希望を引き出し、成長を後押しして、フィードバックが頻繁にできるような形で行なっています。
最後に異動制度です。今は原則半期に1回、スタッフの部署異動の希望をヒアリングしています。広告にチャレンジしたい、エンジニアになりたい、セールスになりたいというような希望をかなり広く聞き出して、スタッフにその経験が全く無かったとしても、なるべく前向きに次のチャレンジを会社の中でお渡しするようにしています。
ゲームエイトコーポレートの魅力
-ゲームエイトやコーポレートの今後のミッションを教えてください。
会社としては、国内のゲーム攻略メディアだけでなく、海外メディアやストア&コマースの領域も含めた新規事業に果敢にチャレンジしていきますが、これらのチャレンジを高いガバナンス水準を維持しながら進めることがミッションです。
-これからゲームエイトに入社いただく方にはどんなことを求めますか?
コーポレートの場合、事業や会社のサイズに対してやや人が足りていない部分があり、一人ひとりの守備範囲として広いものを求めています。故に大変なことも当然ありますが、大きな会社で限定的なミッションをこなし続けるよりも、広い視野、高い視座を獲得することができると私自身体感していますし、一緒に仕事をしているコーポレートのスタッフの成長角度を見ていてもそう感じます。
-舘林さん個人のマネジメントポリシーみたいなものはありますか?
オープンマインドオープンコミュニケーションを非常に重要視していて、役割や肩書きで人格を定義して「カッコつけない/つけさせない」ということは自分自身が充実して働き続け、成果を出し続けるためにも意識しているポイントです。威厳あるマネジメントとしてのコミュニケーションの型のようなものを書籍や研修で学んで取り入れたこともありましたが、あまり自分には馴染みませんでした。自分が悩んでいることや能力不足で助けて欲しいことを、誰に対しても、自組織のスタッフに対しても、オープンに打ち明けることで、相手もオープンになってくれるというところで、本当にその人がやりたいこととか、自分がその人にやってほしいこととか、なってほしい姿というのをオープンに伝えることができて、業務上の指示ではなくて、共感のような形で落とし込み、長期にわたって共に成長していきたいと考えています。
-素敵なお話しありがとうございました。
ゲームエイトでは、様々な経歴を持つ多様なチームが、日々新たな挑戦に立ち向かっています。私たちのミッションや理念に共感し、一緒に成長し、アイデアを実現したい方を歓迎しています。新しい仲間と共に、業界の先頭に立ち、世界中のゲームプレイヤーにワクワクを提供する体験を生み出し、共に夢中になりましょう!
興味をお持ちの方は、ぜひお気軽にお問い合わせください。
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