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執筆者紹介① つねまつあけみ

1人目は、ギャラリーリール店主でアカウントの管理人、つねまつあけみの自己紹介からです。まじめなプロフィールは、読んでも人物像がイマイチつかめないし、つまんないので後回しにしますね。
ご紹介にあたって執筆者の皆さんには、私が個人的に「これ聞いてみたい!」という質問をつくって、アンケートを実施したのですが、私の場合は、自分でつくった質問に答えているので自問自答です。

「その引き出し、あけていい?」
テーマは“誰かの話を聞く楽しさ”


Q.4月から連載のメインテーマを教えてください。

目の前に、素敵な引き出しが現れたら、気になりませんか。持ち主が大切にしているもの、これまでに見つけた色々な宝物。もし「あけていいよ」といわれたら、あけてみたくなりませんか。
素敵だなと思う誰かに、その人自身のお話を聞くのって、そんな感じです。
思いもよらない答えにふれた時の驚き・愉快な気持ち。共感を覚えたときの心地よさ・嬉しさ。誰かの話を聞く楽しさを綴れたらと思います。

誰かの「生きてきた物語」が、
様々なケーススタディとなった


Q.テーマについて興味を持ったのはいつ頃ですか。きっかけは?

社会に出てからです。阪神淡路大震災を経て就職氷河期がピークを迎えつつある中、二十歳の時、地元(大阪府堺市)のケーブルテレビ局で撮影や取材にまつわるアシスタントのアルバイトを2年くらい経験しました。
取材対象のほとんどが、「同じ地域で楽しそうに暮らす一般の人」だったのが良かった。その人なりの「生きてきた物語」の断片にふれることは、二十歳そこそこの私にとって、様々なケーススタディとなって、自分はどう生きていきたいのか考えるきっかけになりましたし、自分はそうした話を聞くのが、かなり好きかもしれないと自覚しました。

Q.ほかに、日常的に楽しんでいる事柄はありますか?
ここ5年くらい文楽と台湾に興味があります。英語に耳を慣らすつもりで、10年くらい海外ドラマもよく観てます。知識はないのですが、古い洋館や美術館、博物館に行ったりするのも好きです。にわかに、着物が自分で着れるようになりたいと思っているところです。

子供時代、かっこいいヒーローと
マッチ箱サイズの小人に憧れる


Q.好きな季節は?

秋です。爽やかな涼しさにほっとしつつ、風景が黄色や紅色に染まっていく不思議、おいしいもの、楽しいことがいっぱいで、豊かさが一番身近に感じられるからです。

Q.子供の頃からずっと好きな食べ物・メニューはありますか?
フルーツ(ミカン、スイカ、イチゴ、ブドウ、モモ、メロン…きりがない)、ミルクチョコレート、ほくほくのコロッケ。

Q.子供の頃、憧れたものは何ですか?
いろんなヒーロー(正義の味方以外に、名探偵とか怪盗とかも)と、マッチ箱サイズの小人の世界。

Q.他人から見ればガラクタかもしれないけれど、ずっと昔から所有していて、死ぬまで大切に持っていたい宝物はありますか?
子供の頃持っていた本で、唯一手元に残っている「おばけちゃん(松谷みよ子・幼年童話)」の本。
梅田のクリスマスマーケットで買ったマトリョーシカのブローチ。
新婚旅行で訪れたハンガリーやチェコの本屋さんで買った絵本(もう14年ほど所有してると思うと、ちょっとぞっとします)。

自分の好きなことに関わる仕事を
やっぱり諦めたくなかった


Q.自分の生き方に大きく影響を与えた作品、存在や出来事はありますか?

連載のテーマにも通じることですが、ケーブルテレビ局でアルバイトをしたことです。お世話になった社員さんがみんな生き生きと働いていたので、やっぱり好きなことを仕事にすることを諦めたくない、自分の好きなことって何かなと、ようやく本気で考えるようになりました。

Q.今歩んでいる人生は、中高生の頃想像していたイメージと、何%くらい一致していますか?
全く一致していません。あの頃は、大人になってからの日常なんて、つまんないに決まっていると思い込んでいましたが、そうじゃなかった。
色々あったとしても、「未来の自分が幸せでいるには、今、何をしたらいい?」って、自分で考えて生きるのは、うんと楽しいって、今は思います。

長年メガネを愛用していますが
本当はかけたくないです


Q.現在ペットは飼っていますか?過去にはペットを飼っていましたか?

キジトラ猫が一匹。実家で飼ってる柴犬の散歩にも時々行きます。
数年前、ヤドカリを2匹飼っていました。
子供の頃は猫が苦手でしたが、今は犬も猫も好きです。実は、小型犬はちょっと苦手になりました。

Q.今の自分に足りていないもので、神様に1つだけ叶えてもらえるとしたら、何をお願いしますか?
衰えない視力。本当はメガネをかけたくないです。でもコンタクトも疲れるから嫌です。

Q.最近目にしたもので、元気や勇気を与えられた作品や出来事は?
「マーベラス・ミセス・メイゼル(ドラマ)」
まだシーズン2までしか観ていないけど、ミッジ(メイゼル)とスージーの奮闘ぶりに勇気がわいてきます。下世話なこと、タブーなこと、差別的なこと。女性でありユダヤ人でもあるミッジは、それらを真っ向からユーモアに変えていく。その様子がとびきりチャーミングに描かれているところが素敵で、お気に入りです。

元禄時代の大坂の町で、
“最先端のカルチャー”にふれたい


Q.タイムトラベルできるとしたら、どんなところへ行きたいですか?

元禄時代に行って、大坂で暮らす一般大衆の一人に自分も紛れて、文楽を初めとした伝統芸能や芸術を、“最先端のカルチャー”として親しんでみたいです。もう一つ、祖父母や父母が親しんだ実際の風景を、ちょこっとのぞいてみたいです。

Q.入れることなら入ってみたい!と思った創作物(映画や小説、絵画など)何かありますか?
子供の頃は「オズの魔法使い」と「メアリーポピンズ」。大人になってからは「ハリーポッター」(どれも映画)。

Q.国内外問わず、暮らしてみたい国や地域はありますか?
信州方面。初夏の爽やかさと、秋の景色に憧れを募らせています。

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いかがでしたでしょうか。
アカウント管理人、つねまつあけみについて、多少なりご理解いただけたなら嬉しいです。自分で作った質問に、自分で答えて、その文章に見出しをつける…。妙な感じだなあと思いながら、この記事を作りました。
最後に、まじめなプロフィールを添えて終わりたいと思います。

【つねまつあけみ・プロフィール】
大阪府堺市出身、在住。
2005年、絵本専門のギャラリー「ピクチャーブックギャラリーリール」を開店。2008年、文具だけを使って製本・豆本作りに親しむ紙工作キット「自分でくみたてる本seedbooks」企画、販売開始。2015年からは、情報サイト「関西ウーマン」で「女性におすすめの絵本」というテーマで毎月コラム記事を担当中。お店を始める前は、印刷物を作る仕事をしていました。
https://galleryrire.tumblr.com/

次回は、絵本作家でイラストレーター、Rokoさんのご紹介です。どうぞお楽しみに!

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