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消費財の値上がり実態と生活者の家計防衛術

こんにちは。来條(らいじょう)と申します。
笠原がマーケティングリサーチについて書いてくれているので、知るギャラリーの記事から、ちょっと別の話をしたいと思います。
 
今日のテーマは【消費財の値上がり実態】です。
値上がりって生活ととても身近な、あまり嬉しくないトピックですよね。
 
直近、原材料価格や物流費の高騰を受け、食品・サービスなど幅広い分野で値上げの動きが広がっています。外国為替市場では急激な円安基調も重なり、4月には約20年ぶりの円安水準を記録。円安の影響から、輸入品の物価上昇による生活必需品の一層の値上がりも懸念されています。
 
このように日々ニュースは流れてきますが、実態はどうなっているのでしょうか?
データを見ていきましょう。

上記の図は1g当たりの容量単価の昨年同月比を表しています。
家の中で過ごす時間が増えたことによって需要も増えたと言われている「巣ごもり系のカテゴリー」ですが、コーヒーが111%、スナックが104%と軒並み上がっています。そのほか、油で119%~151%、砂糖は昨年6月頃から高止まりが続くなど上昇傾向が見られます。
 
スナック類は1g当たりということを考えると、単純値上げと価格据え置きのまま内容量を少なくするといった実質値上げの両方が可能性として考えられます。

ポテトチップス、、、そういえばすぐなくなりますよね(笑)
 
つぎに日用雑貨を見ていきましょう。

3月時点では、台所用洗剤や紙おむつ、ティッシュペーパーなどの生活雑貨については、店頭販売価格の大きな変化は見られません。
 
一方、シャンプーやバス用クリーナー、洗濯用洗剤、トイレットペーパーなどは平均価格の上昇がみられます。
 
値上げしているものについては、コロナ禍で家の中での時間が増えたことから、「素の自分磨き」に力を入れる傾向が強まったことがその背景にあると言われています。
 
購買単価が上がった結果として、日用雑貨の平均価格が高まっている状態といえます。
 
なお、大きな変化が見られなかったトイレットペーパーやキッチンペーパー、紙おむつなどの紙類や衣料用洗剤などについては、メーカーが値上げを進めている商品もあり、今後はより幅広いカテゴリーで価格変更が予想されます。
 
知るギャラリー本体では、そのほかの“値上がり商品についてのまとめ“や、生活者側の”値上がり意識と暮らしの工夫“に踏み込んだ記事が掲載されています。
 
読み応えのある文章量になっておりますが、興味のあるかたは是非、そちらをご確認いただけますと幸いです。
 
・消費財の値上がり実態と生活者の家計防衛術
https://gallery.intage.co.jp/neage2022/
 
・消費財の値上がり実態と生活者の家計防衛術(2)
https://gallery.intage.co.jp/neage2022-2/