駅近の本屋での、ズームのあの機能の、「ついつい」が心の拠り所【写真とエッセイ】
最寄り駅の本屋がなくなる。
最寄り駅に本屋がなくなる。
8月31日をもって、正式になくなった
こんばんは、yukiです。
私は、所用で外出し、
自宅最寄り駅についたら
まずは本屋に向かいます
夏の蒸し暑い日の、
自動ドアをあけた瞬間の涼しさといったら!
紙が雑音を吸い取るのか、しんっとしていて、
独特の本の香りとクーラーの冷えた匂いを嗅いで
やっと呼吸が整う気がします
毎月毎月最新刊が並び、
”私を手に取って買ってよ!”
と自己主張する本たちの顔ぶれをみるのも好き
おーどれどれ、ふんふん。なるほど
まるで、悪のお代官様のようすで、
舌なめずりしながら品定めします。
静かな本屋なはずなのに、
なぜか熱気すら感じ取れます
本の表紙から、今話題になっている
キーワードなども窺い知れます
雑誌の秀逸なキャッチコピーに目を泳がせたり、
資産形成コーナーでの「ideco」や「新NISA」が熱いこと!
「○○ちゃーん!」
と呼ぶ声がして、振り返ってみれば
近所の友達と一緒に来ただろう4~5名が
文具コーナーにいて、ノートやら消しゴムやらを
(今はなんちゃらカード?なのか)
真剣にみて何を買おうか悩んでいる
あぁ子供の頃、たしかに
本屋の文具コーナー好きだったなぁと
思いにふけったり、
あ、ボールペンの替芯きれてたから買って帰ろ。
とふと思い出す
ついつい長居してしまって、
かいていた汗が冷え、若干寒くなってきたあたりで
欲しいと思ってもなかった本をついつい、
ジャケ買いしたいほど惹かれた本をついつい、
手に取り、お目当ての本や替芯と一緒に買う
これが、困ったことに、もうできない!
仮にamazonで本を買うときがあるとすれば、
暮しの手帖かBRUTUSだろうし
『ありがとう』を買おうと思ってたのに
ついつい
『さようなら』も買ってしまった
これが本屋だと思うのです
これから最寄り駅の本屋で
ホッと一息つくことも、
お代官様体で品定めもできず、
流行においてけぼりになり、
思いにふけることもなく、
ボールペンの替え芯さえ買えずに
帰途につかなければならない
所用のあった街で本屋にいけば?
そう確かに
街にある大型書店が嫌いなワケじゃないんです
ただ、
ブランドという箱に入った本たちが
そこら辺に売られてる本とは違うのよと
勝ち組を誇っているかのように
どれもこれもが輝いているように見えてきて、
涙ぐみながら早々に店を出ることにはなります
※気後れしてゆっくりできないだけです
※ただのイメージです
最近、屋外の街中スナップは
35㎜がいいかも
と思っています。
今、28㎜は屋内、35㎜は屋外の棲み分けを試みています
私は
ズームレンズを持っていても、
準広角から標準域は、
28㎜・35㎜・50㎜に焦点距離を合わせて、
撮影します
canonにはズームの焦点距離が
画面に表示される機能がありますが、
この機能、私にとっては地味に神機能なんです
ズームを扱うプロは焦点距離の画面表示なんて、
いらないんでしょう
❝こう撮りたかったから、この画角だった。❞
でしょう?たぶんプロは
何をどう魅せたいときにこの画角がいい。だとか、
構図の整理が瞬時にできる。だとか、
が体に染み付いていて、
撮る時にあまり焦点距離は気にしていない
のではと推測しています
被写体をズームアップして
いいたいことを分かりやすくする
というのは簡単でもある一方で、
見えないものがみえる楽しさがまさって、
ズームアップして被写体に寄りすぎちゃうし、
28㎜と35㎜なんて、ちょっとひねれば
あっという間にとびこえちゃうし
ズームレンズは望遠域側のモノの見方
になってしまいがちなところが落とし穴でもある
だから、私はズームアップしすぎを抑制するために、
ついつい画面表示された焦点距離をみて、
『この画角だからこう撮れる』
から、抜け出せないんですよね…
私にとっては
最寄り駅にある本屋での、
誰も気にも留めていないような機能の、
『ついつい』が
心の拠り所
あぁ拠り所探さなきゃな〜
また、いずれ午後9時に
noteは登録してなくても♡はできるよ
はいっ、ぽちΦ(*'д'* )
ご感想お待ちしてます。
フォローもぜひ♡
instagram ⇨ @yuki_e_____
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
© 2024 yuki