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【TOEIC Part 7】5つの質問に答える!

TOEIC公式問題集の Part 7の記事についていくつかお聞きしたくご連絡いたしました。宜しくお願い致します。

質問1:‘opened on 17 May to strong reviews’の意味について

🔷第一段落5行目
Pomodoro, [...], opened on 17 May to strong reviews.

→この to strong reviews のところがよくわからなかったのですが、open to~で「〜を快く受け入れる、〜にさらされやすい」といった意味があるかと思うので、Pomodoro~は5月27日にオープンし、高い評価を受け入れたといった意味になると言う理解で良いでしょうか?

ガリレオ流・回答1

open to~の成句ではありません。

「open to~で~を快く受け入れる、〜にさらされやすい」→ これは辞書で openを調べた際、どの品詞のどの項目のところにありましたか?ただそれっぽい形が載っているからと短絡的に飛びつかず、例文と本文を照らし合わせ、考える姿勢を持つことです。

おそらく、openが<形容詞>の be open to ~のことを言っているのだと思います。他方、本文での oepnedは<動詞>です。

かねてより「toは目的地と解釈できる対象を導く」と解説しているように、to strong reviewsが表しているのは「Vの行為を行ったら strong reviews(を得る状態)に到達した」ということです。

openという語自体とは必然的なつながりのないことの証拠に、“to (形容詞) reviews”の前に現れる動詞をコーパスで拾った結果がこちらです:

画像1

イメージしやすい実例を拾ってくれば:

(2) The film was released to lukewarm reviews...
(3) The show premiered to mixed reviews...

ご質問本文も含め日本語にはすんなりとは訳しにくく、それぞれ

「オープンし、高い評価を受けた」
「リリースされ(たが)、ヌルい評価を受け…」
「プレミア公開し、賛否両論を受け…」

などのように言うしかないかと思われます。

質問2:openの品詞について

🔷第一段落11行目
Open from 11:00 A.M. to 10:00 P.M., Pomodoro offers...

→この openは形容詞で、主語であるPomodoroとbe動詞のisが省略されていると言う理解で大丈夫でしょうか?

ガリレオ流・回答2

文法観として筋が悪いです。

Open ~ からの句は主節とカンマで結ばれているにも関わらず、なぜ【be動詞の is】が省略され得るのですか?時制を持った動詞を持った節ならば、接続詞なしでカンマだけで結ぶことはできません。

これは、beingの “省略”によって句がいきなり主節と結びつけられる分詞構文の一例で、形容詞句であれば比較的見かける用法です。

(1) Unable to sleep, I got up and made myself a drink. [LDOCE]
※太字はガリレオによる。

確かに解釈上、意味上の主語は Pomodoroで、BE関係が読み取れるものではありますが、時制を持った isが省略され得る環境ではなく、“省略”されていると考えるのであれば beingと言うべきところです。

質問3:‘to and from surrounding towns’の等位接続について

🔷第三段落6行目
to get to and from surrounding towns.

→この英文で「周辺の街からの往来」と言う訳になっているのですが、
make it の it は仮目的語で to get~以下のことを指していると言うのは大丈夫なのですが、getは「〜に行く、着く」なので、その場合つまり等位接続詞である andが toと fromを対等に並べていると考えてよいのでしょうか?

to (〜に) and from (〜から)

また、to get toの後ろには surrounding townsが省略されていて、要は
“周辺の街に行ったり、周辺の街から来たりと言う事を簡単にしている”
と言う理解で合っていますでしょうか?

ガリレオ流・回答3

等位接続だが、何と何が結ばれていると考えるか?

基本的な考え方としては間違っていません。「送」+「迎」・「往」+「来」をいっぺんに表すのに “to and from”と等位接続される例はよく使われます。(ちなみに逆の語順 “from and to”は珍しいです)

(1) get to and from surrounding towns
→ 周辺の街へ行く+周辺の街から来る=周辺の街からの往来

(2) They’re running special trains to and from the exhibition. [LDOCE]
→ 展覧会への行き帰りのために、特別な送迎用電車が運行されている、ということ。

(3) Transport to and from the airport is included in the price. [OALD]
→ 動詞だけでなく、名詞 (この場合 transport)と共に用いられる場合もあります。「空港送迎つき」の意。

ただ、構造分析に関してですが、確かに解釈上は “to surrounding towns” + “from surrounding towns”ではあるものの、andが「句と句」レベルで等位接続を行い、共通部分が省略されているという分析の妥当性はどうなのだろうか?と疑問が残るところです。

むしろ、andは toと fromの「語と語」レベルで等位接続を行っており、”to and from”がまとめて surrounding townsを取っている…という考え方で良いのではないかと思います。

要は、なぜ一度くっつけたもの(しかも前半要素)を削除するのか?という、文法の設計上のディテールの考え方なのですが…これに関しては「絶対にこうである!」というよりは、仮説レベルでのことです。

質問4:‘the time spent working...’の spentについて

Part 7の別の記事について
🔷第一段落10行目の spent
“I have many fond memories of the time spent working with my parents and grandparents there,” he remarked

→ こちらについて確信が持てないのですが、これは直前の timeを修飾する分詞の p.p.と言うことで良いのでしょうか?

ガリレオ流・回答4

そうです。

spend time ~ing「〜して/しながら時を過ごす」という動詞表現がありますが、timeを中心に名詞化すると「過ごされた」側の関係になるので p.p.修飾です。

質問5:分詞修飾 or 分詞構文?

🔷第二段落5行目の allowing
The new Schroeder's also includes a café, allowing patrons to sit and enjoy freshly baked goods on-site.

これは分詞構文だと思うのですが、これは分詞と考えて直前の caféを修飾する分詞だと考えることもできるのでしょうか?

(その場合の訳は、“常連客が腰を下ろして、焼きたての品をその場で楽しむことができるカフェ”となるかと思います)

この英文に限らず、分詞も分詞構文でもどちらでも解釈が可能だと思われるような英文を何回か目にすることがあります。以前分詞しか分詞構文どちらで解釈したら良いのかご質問させていただいた時にアドバイスをいただきましたが、どちらにとっても読めそうな時は、そこまで判別しなくても良いものなのでしょうか?

また、分詞が直前の名詞を修飾する際、カンマが入る事は問題ないのでしょうか?

例: Lee Realty Associates has purchased the Blue Glen apartment complex, consisting of 76 two-and three-bedroom units.
「Lee不動産社は、2つの寝室と3つの寝室の住戸76戸からなる Blue Glen共同住宅を購入した。」

→訳では apartment complexを分詞が修飾している訳になっていますが、直前にカンマがあるのと、分詞構文としても訳せるかと思い悩んでおります。

ガリレオ流・回答5

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