見出し画像

【旅行のプレゼント】長い間居座ったリマインダーのタスクを消去する日

お世話になった人への恩返しは忘れないうちにかたちにする方がいい。気持ちで思っていても表現しなければ伝わらない、という話

今日は休みを取り、母親の役割りをする1日。

以前にもnoteに書いたが、お世話になっている義理の両親へ旅行をプレゼントしたのである。その同伴者として、妻も同行してもらうように頼んだゆえ、今日と明日の2日間は子供とお留守番なのだ。

私の会社が苦しい時期に、当時大阪でいくつも事業されていた義父からは多くのアドバイスをいただいた。私にとってはメンターの一人である義父は精神的に大きな支えとなった。

義父のおかげもあり、会社は徐々に回復していくのだが、そうなるとその恩は何かしらのかたちで返したいと思うようになったのだ。

しかしながら、私よりはるかに経済的に裕福な義父である。私が背伸びして購入したものなど気に入るわけがない。ということで、あれこれ考えた結果、思いついたのが旅行のプレゼント。

しかも、なかなか当選しないことで有名な豪華寝台列車「瑞風」の抽選に挑んだのだ。客室はスイートの一択、ただでさえ当選がむずかしい瑞風において、全車両で一部屋(一車両が一部屋)しかないスイートの応募は無謀そのもの。

抽選に応募し始めたのはコロナ禍が始まったばかり。運悪く世の富裕層が海外旅行をあきらめ、応募が殺到している期間にあたってしまった。

がしかし、年に2回ある抽選に応募すること6回目、まさかのキャンセル待ちによるラッキー当選!電話をいただいたときには思わず大声が出てしまったほど興奮してしまったが、3年におよぶ恩返しの執念は実を結んだ瞬間であった。

その旅行日が今日と明日なのだが、早朝妻を駅まで送り、帰宅後は洗濯をして双子を塾に送る。昼食の用意と掃除を済ませ、塾へ迎えに行き、買い出しをして夕飯の用意。

目まぐるしい一日なりそうだが、これは普段妻がこなしてくれているタスクである。妻には同行というかたちでお願いしたが、日頃の感謝と親孝行する機会を同時にプレゼントできたことで、私が苦しい時期も文句も言わず家事をこなし、支えてくれた感謝の気持ちが表現できたこともうれしいのだ。

ここ数年は仕事関係においても、苦しい時期に助けてくれた人に何らかのかたちで恩返しを実行している。私が女々しい性格のせいか、された施しは良いことも悪いことも忘れずに覚えているという習性がある。

悪いことにかんして、わざわざ仕返しなどはしていないが、それでも根に持っていないかといえばウソになる。

ネガティブな感情を普段から持ち合わせるのは不健康なので距離を置いている程度だが、その悪いことで学んだことも多くあるので結果的にはプラスであると余裕のある今なら考えられるのだ。

ここにきて一番大きな恩返しが実行できて少しホッとしているが、まだまだ道半ば、これからの巻き返しをメンターには見届けてほしい、という想いがある。

あらゆる人の支えがあって自分の行いが成果へとつながる


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?