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負けん気を燃料にして駆動する

商売を営む中で上り坂のときもあれば、下り坂のときもある。下り坂の際に沸き上がる感情は即座に燃料にして前に進む、という話

今回は私自身への鼓舞系備忘録である。

先月に前年度の集計が終わり、来月決算報告が税理士からあるのだが、その前に現段階で確定している総売上高からわかる簡単な成績を告げられた。

私自身も肌感覚で把握していたが、前期は課題にしていた後半の伸びも悩みも克服できず、それどころかここ数年で一番伸び率が悪かった。要因は色々あれど、どれも言い訳に聞こえてしまいそうなので、ここでは問題として扱わないことにする。

それよりもなぜ毎年後半に伸び悩むのか?そしてなぜ前期は全体的に売上げが薄かったのか?その原因を突き止め、今期の課題としてすぐにコミットしなければならい。早速、過去3年分の売上げデータを引っ張り出して考えることにした。

この考察での内容は割愛するが、強がりではなく、久しぶりに気持ちが高ぶっているのを感じている。高揚感とは違い、限りなく暗いエネルギーなのだが、その根っこには「なにくそ、負けてたまるか」というハングリー精神が沸々と沸き上がっているのがわかのだ。

ここ数年、右肩上がりに売上げも伸び続け、一旦踊り場に到達したかのように見えていたステージはもしかすると、調子に乗った私の幻想だったのかもしれない。

幸い、ここ数年で稼いだアドバンテージがあるおかげで、昔のようにいきなり火の車となるようなことはないが、やはり好調なペースが止まり、不調の入り口に見えるような場に立つことは望ましくはない。

「いい時もあれば、悪い時もあるさ」という慰めは他人からかけられるものであって、その慰めを鵜呑みにしたり、自分から発してはいけない。どんな状況であれ、その状態を作り出したのは他の誰でもない、私自身だからだ。

様々な要因が重なったことは言い訳でしかない。その要因が重なることも想定して、経営に反映できなかった私の責任である。

だが、落ち込むのは一瞬で、次の瞬間には「では、どうするか?」という視点で物事を考えられていたことが救いだったのと、ハングリー精神の欠片を感じることでまだまだ成長できる伸びしろを確認できたことが、今回の結果から得られた成果物かもしれない。

最近ではあまり自分を鼓舞したり、発破をかけたりすることはなかったのだが、調子に乗った自分の頬をはたいている気分は思いのほか悪くない。このnoteは基本的に商売での勝ちパターンを構築するための視点を養うことを目的にしているが、その筆者がこの体たらくでは説得力もあったもんじゃない。

語るなら勝ち続けていなくてはならないが、今回の結果を負けと認めない頑固な私は、これも肥やしのひとつと自分都合に変換し、燃料として駆動することを決めている。

課題が増えるとなぜか燃えるマゾ体質な私、今期は大幅に記録を更新してやる、と密かに心に決めたことをここに記録しておく。

不本意な成果は今後の活動の戒めとして心に刻み、その気持ちを忘れないよう、握りしめておこう


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