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複業で組織開発に関わる楽しさはとある出会いから始まった

複業でのとある出会いから始まった

守秘義務あるからあんまり言えないんですが、1人との出会いが1年半かけて10万人に影響を与えるかもしれないところまで来たって話です。

ストアカっていう自分が講師になって生徒を募って教えるっていうサイトを一時期良く利用してまして、結局私1人で2,300人ぐらいの生徒さんに実際に会ってお金をもらって教えたんですが、その中の1人にTさんって人がある日来ました。
2019年の5月のことです。

そのTさんは私のことをえらく気に入ってくれて「永井さんは面白いから、うちの会社の人事部向けに研修やってくださいよ」っていう話をもらいました。彼はとある大手企業の子会社人事部の方でした。子会社っていっても社員数5,000人超です。

面白そうなので会社に遊びに行ったり、借りているWeWorkでそこの人事部の方向けの土曜日3時間研修なんかをつくってやったりしていました。


ある時「1on1を全社導入したいと検討してるんだけど、営業を受けてる1on1で有名なある研修会社の評判について教えてくれない?」と言われ、アドバイスしたりしてました。

たまたまその「営業を受けてる会社」ってのが私が「研修講師登録」をしてる研修会社さんだったこともあり、よく知っていたので客観的な見方も含めてお話ししていたりしました。

結局その会社さんが研修を受注し1on1制度を導入することになったので、私も必然、研修講師としてお手伝いすることになりました。そして400人ぐらいの研修をおこないました。

大手企業に関わることになって


研修は「単なる手段」でしかなく、1on1を浸透させて現場の行動と成果を上げることが目的なので、研修後も、アドバイザーとしてその5,000人の会社の人事部の方と毎月ミーティングしながら、浸透させるための難しい課題を解決すべく一緒に戦ってきました。めっちゃ一緒にやってきました。もはやチームの一員と化してました。


そのうちにそのTさんが親会社の人事部に栄転となりました。
そして、Tさんは所属する親会社(社員数30,000人以上)の中でも、1on1を行うべく、立ち回ってくれたのです。
そして、親会社も今後1on1を力を入れてやっていくということが決まり、研修もほぼ受注できそうなところまで来ました。


からの。


親会社のみならず、グループ会社全社の人事部の方々にも、研修をトライアルで受けてもらおうという話にしてくれました。


そして、先月。


グループ会社の合計社員数総数10万人以上、その人事部の方々のみが受講する「トライアル研修」を今日、やりました。全グループ会社の目にさらされる時間です。好感を持ってもらえなければ全てがストップします。


オンラインだったのでそのTさんも入って見ててくれました。


研修はうまくいきました。
めちゃめちゃ手応えがありました。
100点取れたんではないかと思います。


きっとお仕事になると思います。
(もちろん、私の力ではなく、研修会社の営業の方々の力です)


そのTさんから、終了後すぐにメールが来ました。


「お疲れ様です。本日はありがとうございました。良い研修だったと思います。また引き続きよろしくお願いします。」


すごく嬉しいメールでした。
涙が出ました。


お仕事は欲しいですが、別に研修をやることが目的じゃないし、感動したところはそこじゃないんです。


大企業という、にっちもさっちもいかない大所帯の中で、誰から評価されるわけでもなくただ「信念」に基づいて、そのTさんや人事部の皆さんと一緒に突き動かそうとしてきたら、本当に動いたってことが感動したんです。


1年半かかりましたが、1人の方との出会いから、山が動くところまでを一緒にやってきた感じがして、そしてそれが報われつつある気がして、嬉しかったんです。


こんなものはくだらない話なんですよ。


けど、出会いと信念が大組織を動かすこともあるんだってことを、知って欲しかったんです。

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