4期目に入りました

 学生ギルドは2020年12月24日に登記し、そこから2021年4月末までが一期で2022年4月末までが二期。2023年4月末までが三期。
5月1日をもって四期目に入りました。

 どうしてこの時期を決算月にしたのかというと、オンラインプログラミング教室の発足が2020年5月だったからです。
5月に始めたと言いながら、3年前の今くらいはまだ何の案もありませんでした。

学生ギルドは(2019年2月に)起業体験イベントで出会っているから、何かで起業できたらいいね、と
それまでの一年間2019年には、
企業に高専生のスキルを生かして仕事に行ってみたり、
学生が子どもを連れて行くキャンプを二回企画したり、
ハロウィンパーティーを企画したり、
第一回フェスティバーレを桜城址公園で行いましたし
ワークショップなど開催しました。

いろいろやってはみたけれど。
事業として成り立つこれ、というものは見つからないまま稲垣さんは受験勉強突入しました。
合格後、そのあと半年で卒業まで時間がない。
せっかくチームを組めたのに、何にもなっていない。
悔しい。「あと一年早く出会えてたら」って言われていた時期でした。
(その気持ちは非常に嬉しいですけど、一年前の私だったら全然準備ができていないから。見つけてももらえなかったし全くこうはなっていないと思うよ。だから今がベストのタイミングだと思う、って話してたのも思いだします)

2019年12月にフェスティバーレが終わって、これから学生ギルドの活動休止、という時に、いつか稲垣さんがアメリカロボコンで見てきたような世界観、私がJWLIで見た空気、日本には無いような応援しあえる仕組みのあるルールのロボコン作りたいねと言ってたけど、
私が知らない話が多すぎるから、どうせやるなら私と一緒に楽しめ作れる何かを、と言ってくれてロボコンも違うよね、って話していたところでした。

 違いすぎる私たちが一緒に何かをする道は何にも見つけられていなかったので。

3年前のこの時期、私は個人的にじたばたしつつスタートアップウィークエンド名古屋で会った尊敬する奥田浩美さんのウェルビーイングがテーマの起業家育成プログラムの面接を受てました。
これを受けると決めるだけで、震えるほど怖かったのですが稲垣さんと一緒に起業したいなら、少しでもITに近くと、奥田さんのにチャレンジ。でもはっきりやりたいことがみつからないため、落とされてたところでした。(5月初めのことです)

人と出会える機会がなくなってしまい
世が暗いニュースで包まれ、出かけたら叩かれるようなムードの中。
スタートアップウィークエンド名古屋のチームメイトが起業に向けて内密で動いていることを電話で話してくれ相談してくれました。
もうすぐスタジアムでドライブインマルシェをするというではないですか。

すごい。かっこいい。世界が止まって見える今この時にあなたは止まってないんだ。
さすがだ。見事だ。やっぱりな、って思ってイベントについて相談してくれたこと、その相手が私だったこ、彼が動いてくれることを嬉しく思って。
(電話していい?なんて言われるなんて特別だから。そのときは続いていたSW名古屋チームからの除名の電話って思いました。彼は私がネガティブなの知ってるから用件はポジです、って注釈あったくらいです。そのときの私は基本そのくらいネガティブな人なのに。)

電話切ったあとに。
いやだーーーー。悔しい‼名古屋チームが起業する。豊田チーム一年前に同じく優勝していて、何にもなってないやんけーーーー
って激しくうっかり思ってしまったのが。
もしかしたらかなりの原動力だったのかなと思います。

受験生の稲垣さんに迷惑かけないようにつつましくしておりましたが。悔しい、わたしは非常に悔しい、とお話して相談して。

コロナ禍で非常に困っている時期だったので子どもたちに
今の時間を無為に、ゲームなどで消費する時間として無為に過ごしてほしくない、自分に投資する時間としてプログラミングをオンラインで学べるというサービスを始めました。

 Facebookのお友達がシェアしてくれ遠方から受講してくれた生徒さんは今もめきめき力をつけ、中学生にしてPythonで二進法のなんとか、を作っています。彼に会うことはオンライン上でしか叶っていませんが、学生ギルドは彼のご家族みなさんにそれぞれお世話になっています。

 子どもを想定して始めたサービスでしたが大人の方の受講があり、その方の勧めで、県のスタートアップ支援補助金の存在を知り採択されてその12月に起業しました。

この人に会えてなかったらこうはないっていなかった。
一人一人の方々の存在、出会いがあったこそと思います。
心から感謝しています。


今までは目に見えないことをとても大事に動いてきました。

チーム内の信頼関係であったり、自分の中の喜怒哀楽だったり(せっかく起業したからには、あれ?これがやりたかったんだっけ?にしたくないので、これには結構忠実です)。

ビジネスライクなギブアンドテイクなんていうようなそういう価値観での打算的な交換なんていやだ、じゃあ、それはなんなんだ、という目には見えない、言葉に表しにくいものをそれはそれは大事に動いて来たと思います。

嫌われる勇気がなくて。
どうも私は負けずキライだと思うから。
負ける勝負はしたくなくて、すっぱいぶどうの原理に逃げていて。
ふにゃふにゃした態度でしかいられなかった私の側の覚悟もここまでの時間がかかってようやくやっと準備が整ったと思います。

今期はしっかり目に見える結果を見に行きたいなと思います。

先におおきなこと言ってから結果をそれに近づけるというやり方は共同代表の稲垣さんより学んだマインドです。
頑張ってこうなったのに、最近は大きな夢ばかり語ってないで。できることを現実にするのが大事って諭されます。
ぐうの音もでませんが。この人と仕事したいと思って叶い。
新たなチームメイトもいてこその今ですのでね。
変わらないとなと思います。

稲垣さんと起業したいと願った3年前。
内藤さんが入ったこのチームで。
それぞれの良さを生かした事業で続けたいと考えたここ1年半。
そんなメンバーに恵まれてここまで来ているのだから。

ありがたいな、と思って
やっぱり相変わらずずっと楽しんでいよう、と思います。



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